くさまです。

 

これから本会議ですが、今日の本会議で、僕が初当選直後から6年間取り組んできたセンター北、ミナモの前の大規模市有地、港北ニュータウン計画ができたときから約40年間塩漬け状態が続いてきた「文化施設用地」に一定の方向性がつけられます。

 

1万2000㎡の土地に都筑区に未整備の区民文化センター+地域に有益となる施設の建設に向けた検討が着手します。

 

もともとが文化施設用地なので、区民文化センターは既存の区同様、横浜市の負担でつくります

 

隣の緑区区民文化センター

 

鶴見区区民文化センター

 

先日の本会議の市長答弁では、残りの土地については今年、検討委員会で様々な意見を頂き、来年度は事業公募をし、事業者を決定。平成31年度から設計・建設に着手するということでした。

 

ただ、市長答弁で気になったのは、土地を売却したお金で区民文化センターを建設するという話です。

 

そもそも、この土地は港北ニュータウン計画の際に、「文化施設用地」として公表し、地権者の皆さんは区画整理で自分の財産である土地を「地域の為に」と手放しながらつくった土地です。

 

これを売却して文化センターをつくるという話は、他の区民文化センターの建設経緯と比べて、歴史的経緯が違いすぎます。区画整理という都市整備の観点と公共財の処分論の観点からも、何らかの処置を行うのが妥当です。

 

僕は議員で、芸術家ではないし、文化的素養がないので、どんな文化施設ができるかという議論は、指定管理の「文化的コモンズ」の議論以外は僕より詳しい市民の皆さんやプロにお任せしたいと思います。

 

議員として、今後は、本来なら金太郎あめ的に全ての区均一的になる区民文化センターに、土地取得の経緯から、何らかの処置を行うかどうかという一点に絞って議論を進めていきたいと思います。

 

僕らの仕事の1つは市民の皆さんいただく税金や、区画整理などによってもともとは市民の財産からできた土地など公共財をどう公平性や公益の重要性を担保して執行していくかのチェックです。

 

「僕が頑張ってホールができました」とかいう前に、まず自分の役割を果たしていきます。