くさまです。

 

今日は都筑区、緑区、青葉区、港北区の図書館関係者皆さんによる「横浜丘の手ライブラリーフォーラム」に参加しました。

 

 

 

ゴールデンウィークの初日にも関わらず、約100名の皆さんが都筑に集まり、図書館の新たな価値を考える機会となりました。そもそも都筑や港北は図書館活動が熱心で、都筑図書館は昨年、文部科学大臣賞まで受賞しています。それを支えているのがボランティアのつづき図書館ファン倶楽部の皆さんで、今日の会の主催でもありました。

 

そもそも大人になるまで、僕は正直図書館と相当縁遠い人間でした。そんなに読書家でもないですが、両親が教師で家に本はたくさんあったし、ありがたいことに読みたい本は買ってもらえたし、高校受験なども人がいると勉強できないので自室に閉じこもってやるタイプ。

 

大学院生で初めて大学の静かな図書館(古い文献探し)に入り浸ったくらいで、研究目的ではなく、それほど専門書もそろっていない地域の図書館には殆どいったことがありませんでした。

 

都筑に来て、都筑図書館で熱心に活動されている皆さんに感化されて、僕も議員になってから主に図書館政策に関わるようになりました。

 

特に学校図書館については、一期目で自民党主導で読書条例を制定し、全校に学校司書が配置され、生徒の読書率が上がるなど、客観的に大きな成果を出している施策もあります。

 

問題は地域の図書館です。横浜市は1区1館ということで18の図書館がありますが、人口割の数だけで言うと政令市最低クラス。図書館行政自体も、専門の方がいうに最低クラスということなのですが、じゃあ2か所以上整備するという話になった時に重要なのは、図書館が地域にとってどれほどプライオリティーが高いかという共通認識です。

 

読書の機会を広く市民に提供する図書館の大切さは勿論ですが、まちづくりの核のような話の中で、なぜまちづくりにとって図書館が重要なのか?子育てや福祉と比べてどう優先度が高いのか?こういう問いについて、まだ確信のところまできていません。

 

図書館でまちづくりという事例は全国にあります。今まで今日のようなフォーラムに何回か出席させていただき、自民党でも視察や勉強会を開催し、様々な角度のステークホルダーの皆さんの声を個別にもいただいていますが、図書館でお茶やコーヒーが飲めたらいいとか、子育てとか図書館だけの機能じゃない方がいいとか、でもそういう話は裏っかえすと、別に図書館じゃなくても複合施設に図書機能を持たせればいいという話になっていきます

 

しかも、世の流れは電子化、ICT化。スマート型の携帯電話で本も読めるしなんでも調べられる時代です。

 

なぜ地域にとって図書館が重要なのか。いい機会ですのでしっかり考えていきたいと思います。