くさまです。

 

くさま事務所ではこの春休みもインターン生を受け入れています。今回は20歳の大学2年生女子となんと中学3年生(4月から高校生)。大学生のSさんは、今開催されている横浜市会予算委員会を質問調整の段階からみていますので、本番も傍聴してもらっているのですが、議員席からみても目立って寝ています(笑) そんな彼女の率直な感想をどうぞ。

 

>>>>>

 

横浜市に住んでいますが何も知らなかった私は、この1か月間、草間議員について回ったり本会議を傍聴したりしてきて、予算特別委員会も傍聴してやっと横浜市が今実行していることが理解できました。

 

横浜市は第一に、これからの少子高齢化社会に対応するために企業が横浜市に進出しやすくし、女性も働きやすい環境を作ることで若者を横浜に呼び込む、第二に老朽化した施設の補修、第三に災害対策、第四に環境未来都市を目標とした中期4カ年計画を実行しており、今年が総仕上げの年のようです。

 

私は横浜市に住んでいながら市が実施していることを何一つ知らず、いかに自分が今まで政治や自分の住んでいる場所に関心がなかったかわかりました。しかし傍聴しに行くことで横浜市の情報を収集する方法や議員の方が横浜市のためにきちんと働いていることがわかりました。

 

予算特別委員会は一日かけて行われ、途中休憩をはさみつつも基本着席しているので眠くなります。(おいおい(笑))

 

私は全体で1/3の時間ほど寝てしまいました。(笑)よくテレビで会議中睡眠している議員の方がいらっしゃいますが、仕事していないわけではないと議会を傍聴しに行くとわかります。どの質疑でも真摯に横浜市の問題を考えていることが伝わってきます。

 

草間議員の質問で印象に残ったのはサイバーセキュリティ対策についての質問でした。草間先生が実際委員会で述べられていた内容が同ブログに挙げられています。

 

ひきこもりやヲタクへのマイナスイメージを変えこれから重宝されるセキュリティ人材を育てるという内容は興味深い発想でした。現在テレビのニュースではアニメが好きなヲタクが殺人事件を犯すと、犯人の人物像という形で“ヲタクだから殺人を犯した”のように報じられることが多々ある社会です。サイバーセキュリティ人材を育てることが、このようなひきこもり、ヲタクへの風向きが厳しい社会を変えるいい契機になればいいなと思います。

 

その他、予算特別委員会で印象に残ったのは市税、ふるさと納税に関しての質疑でした。

 

2年前からふるさと納税の返礼品が豪華と世間で話題になり、以前よりふるさと納税の件数が以前より10倍増えました。ふるさと納税を確定申告で申告することで控除される税が増え節税になり、かつ美味しい返礼品が付いてくるとのことで人気ですが、実際は控除された税金で横浜市の税収4割を占める個人市民税が以前のふるさと納税影響での減収額より10倍ほど減収しているようです。

 

これは明らかに問題と感じました。ふるさと納税の本来の趣旨にそぐわない寄付が増えていることが一番の問題と思います。

 

ふるさとへの応援のための政策であるのに返礼品、節税対策のためにこの政策が使われていることを私は身をもって感じたことがあります。私は去年の確定申告の時期に税務署でアルバイトをしておりましたが、ふるさと納税の申告のために来られた方は5件、10件と寄付されている方が多く感じました。寄付している自治体の多さが返礼品、節税目的なのではないかと思わせます。

 

このことよりもっとメディア等問題にしていただき、ふるさと納税の本来の目的を周知させてほしいと思いました。