くさまです。

 

横浜は決算委員会中ですが、東京都では小池知事が2020年オリンピック・パラリンピックの競技開催場所について現行計画を見直す動きを始めています。

 

試算でも既にかなりの予算に膨れ上がっていますので、安倍総理もこの効率化の動きには一定の理解をしてますし、効率化を図るのが納税者としては当然希望するところだと思います。

 

行政改革の「総論賛成各論反対」をこの議論でも見ることが出来るのは、競技団体の皆さんの気持ちで、費用が掛かることは分かりながら、「東京以外で行われれば寂しくて絶対に嫌だ」と普通に発言するのです。この選手の気持ちも良くわかります。政治家としては、この感情論がすべてだと思いました。議会にいても選挙の時は行革と言っておきながら、何にもやらない人の多さに辟易しますが、人の感情論がもとでの行革の難しさというものを再認識しました。

 

さて、そこでその感情論に訴えたいのが、東京の近くではいかがですか?という話です。東京のすぐとなりの横浜にも多くの施設がありまして、既に横浜スタジアムが野球・ソフトボールのメイン会場に、そして日産スタジアムがサッカーの予選会場になっていますが、もう一つ、忘れてならないのが、国際基準で建てられた「横浜国際プール」です。

 

 

もともとは2008年横浜にオリンピックを招致しようとした際に日産スタジアムと同様につくられたもので、首都圏の中でもこのプールのように国際規格になっている大きなものは辰巳か千葉国際くらいしかありません。

 

また、観客席を考えると、辰巳と横浜国際プールは5000人クラスということで、どちらにしろ競泳などの人気種目にはIOCの基準からみれば観客席が少ないのですが、プールを使う競技は競泳だけでなく、現行計画で辰巳で開催されようとしている水球などは、FINA水球ワールドカップを昨年国際プールで開催したように十分対応することができます。

 

今まさに東京都もJOCも頭を抱えていると思いますので、選手村から1時間で行ける横浜国際プールの活用を是非進めていただきたいと思いますし、僕は僕で、自民党の地元横浜市会議員として水面下で様々な調整をしています。

 

お金をかけずに、あるものを活用し、都筑でもオリンピックを!