くさまです。



ケニア、ナイロビで開催されていました第6回アフリカ開発会議から戻りました。25日~29日まで、朝から晩まで、外出禁止令の中で、メイン会場のケニヤッタ国際会議場やサブ会場(ホテル)を行ったり来たり。

アフリカ53か国、世界銀行や国連各機関、70を超える企業・団体・大学が参加し、自治体としては神戸市さんと僕ら横浜、そして地方議会としては僕ら横浜だけ参加させていただきました。「なんで草間くんがいるんだ」と、何回国会議員に言われたか分かりません(笑)。

第4回、第5回アフリカ開発会議を横浜で開催させていただき、アフリカに最も近い都市を目指す横浜として、アフリカ諸国との自治体間交流を深化させ、横浜そのもののPR、そして、第7回アフリカ開発会議誘致をPRするための絶好の機会として、林市長、佐藤アフリカ議連会長、僕、横浜市の職員の皆さんがチーム横浜として一丸となって動き、かなりの成果を得られたと思います。


安倍総理、ケニア、チャドの大統領が横浜ブースに来てくれました。


林市長から第7回アフリカ開発会議横浜誘致を表明し、日本では記事になりました。




各国大統領や首相、大臣などと横浜市のバイ会談なども多く設定しました。写真はブルキナファソの大統領、財務大臣。横浜との都市間交流を強く希望されています。


それでは、ちょっとですが、写真で見てみましょう。


羽田→ドバイ→ナイロビで合計19時間程度。エコノミーですので、僕の隣の人、申し訳ないです。


ナイロビの街中はけっこう都市化が進んでいます。横浜よりもホテルが多いです。


渋滞は慢性化しているので、街づくりの技術協力が渇望されています。


ホテルから外出することはやめてくださいと厳命を受けました。



国の威信をかけて、軍と警察が会場内外を警備しています。ライフル持った警官と軍人の数が半端なかったです。


メイン会場のケニヤッタ国際会議場。パスがないと入れません。


国会議員の偉い先生でも金属探知機検査を受けます。




タワーから外を見るとこんな感じです。




朝から晩までやってます。


日中は中も外も人であふれます。


会場内にはJAPANパビリオンが設置され、参加企業・団体、そして僕ら横浜もブースを出してPRをさせていただきました。


横浜が誇るサカタのタネさんも出展して、「Yokohama the closest city to Africa」をPRしていただきました。


千代田化工はアフリカでも水素!さすがです。


横浜ブースチームと逢沢AU議連会長。


アフリカ連合のズマ委員長。


ギニア大統領は磯子の発電所に興味津々。


横浜タイヤ?と何回か言われてしまいました。やはりまだまだ世界的な知名度がないです。




分かってくれました。

メイン会場の休憩時間はロビー活動のための時間と言っても過言ではありません。1つの会場に偉い人がいっぱいるので(便利です)。


河井総理補佐官。


AU議連の逢沢会長、田中副会長、公明党の岡本代議士。


尾身朝子先生と岡本代議士。


大学院が一緒だった武井外務政務官と、塩崎厚労大臣。

写真がまだないのですが、岸田外務大臣、三原朝彦先生、萩生田官房副長官、伊藤環境副大臣、松村経済産業副大臣、AU議連事務局長で自民党川崎市連会長の山際先生など、多くの国会議員の皆さんとじっくり横浜開催についてのお話ができました。ここは僕らの出番が多い局面です。

また、市長もTICADのサイドイベントにおいて、環境問題(ごみ処理)、都市計画、インフラ、女性活躍の分野などでスピーチをしましたが、やはり横浜の市長が来てスピーチをしているということに、もちろん中身もそうですが、大変大きな意味があります。





今回、横浜市のアフリカ開発会議参加は大変大きな成果がありました。

1つは、アフリカ諸国はもちろん、日本からの多くの参加者に対して、横浜とアフリカの関係が強調でき、更なる進化の可能性が見えたこと。政策や取り組みの中身も非常に重要ですが「横浜がアフリカ強いらしい」というイメージ、感覚的議論は非常に重要で、これは企業誘致や市内企業の意識高揚にも役立ちます。また、多くの関係者とお会いし、市長が様々な場面でスピーチや発表をしたことで、特にごみ処理の分野や街づくりの分野はこれからググッと進みそうです。

もう1つは、政府はもちろん、各企業・団体、そして神戸市さんなどのアフリカに対する取り組みがみえ、これから横浜が何を強化していかなければならないか見えてきたことです。特に神戸市のルワンダにおけるITの取り組みと研修生の受け入れは、テレビでも紹介されるほど先進的だし、中身もあるし、わかりやすいものでした。

横浜も、これからの国の対アフリカ外交の中で、自治体外交として何を担えるか。その時々で言われるのではなく、こちらから国に提案するくらいの戦略性と独自性ももっていかなければなりません。規模を活かした幕の内弁当的な交流展開とその中での選択と集中。

個人的には、中国ではなく民主国家の自治体として横浜しかできない区画整理や人口増におけるニュータウン造成のノウハウ、そして高齢化を見据えた福祉・介護分野、水道のスマートメーターなど、僕たちでも重宝する横浜クオリティを展開できればと考えています。

アフリカとともに成長する横浜。大変前向きだと思います。