くさまです。

今日からパシフィコ横浜で、日本フラワー・ガーデンショーが開会しました。横浜では初めての開催で、来年開催される全国都市緑化よこはまフェアのプレイベントとしても位置付けられ、横浜公園で開催されていた満開のチューリップのスプリングフェアに引き続き、横浜の花と緑の政策がどんどん進んでいきます。







そして、先の議会で議決を頂きましたが、4月30日から5月7日まで、トルコ(アンタルヤ市・イスタンブール市)ならびにオランダ(アムステルダム市ならびに近郊市)に、横浜花博の誘致を目的とした議員派遣に行ってまいります。

市長も議会で答弁したように、横浜市は僕ら自民党会派主導で、アメリカから返還された瀬谷区の通信基地跡地において花の万国博覧会(EXPO)の誘致を狙っています。10年後の2026年以降の開催を狙うということで、横浜で初めての大博覧会(万博)開催となり、国内でも1990年に大阪で開催されて以来、40年来の開催となります。

国においても本年度予算で調査費が計上されましたが、来年の都市緑化フェアをステップとして、10年後の花博を目論んでいくため、今からしっかりと準備をしていかなければなりません。

今回の議員派遣の主な目的は明日から開幕予定のトルコ・アンタルヤ市で開催されるアンタルヤ国際園芸博覧会(アンタルヤ花博)を視察させていただき、また園芸大国といわれるオランダにおいて、オランダ国内の公園や園芸博覧会の跡地、候補地などの土地活用などを調査し、花博の開催権限を持つ、国際園芸家協会(IAPH)の会長と横浜開催に対する意見交換をさせていただく予定です。

僕は今回の派遣団の事務局を務めさせていただき、外務省、国交省、首相官邸などとの調整をさせていただいておりますが(現在進行形)、オランダにも進出し、横浜に本社があるサカタのタネさんや、在オランダ大使館、在イスタンブール総領事館等にも全面的なご協力をいただき、今回の議員派遣を進めさせていただいています。

正直、議員になる前は、花や緑にはほとんど関心がありませんでした。植物園などより動物園や水族館のほうが大好きでしたし、花が好きなんて女々しいと思ってましたし、税金使って花のイベントをやるとか、なんて贅沢なんだと考えていました。そもそも花や緑自体に関心がなかったというのが主な理由ですが、あまり理解できなかった分野でもあります。

その考えが変わったのが、議員になってアフリカの大使を横浜にお連れした時です。大使に横浜のどこが好きかと聞いたら、「街路樹や公園のすばらしさ」と答えられたのです。ランドマークタワーや日本丸かと思ったら、街路樹や公園・・アフリカの方が自然が豊かだと思ったのですが、要は、人の技術によって管理されている公園や街路樹のすばらしさ、美しさ、技術や文化の高さということなのです。

横浜に生まれ育って、当たり前だと思って見ていた街路樹や公園は、その多くに日本の造園技術が注ぎ込まれています。議員になってその産業構造や歴史、見事な桜の公園を管理していくことがいかに大変かということを、予算面でも入札面でも、制度面でも多く感じました。花や緑の政策というのは、僕ら市民が見て美しい・きれいと感じるのと同時に、日本が世界に誇る造園技術そのものなのです。

横浜の企業が世界の造園や園芸界に挑戦していく、高い評価を得ていく、リードしていく、皆さんの街にも造園屋さんがいるかもしれませんが、実は世界的な技術を持つ造園屋さんも横浜にはいるのです。飛鳥時代から続いている日本の造園文化。これは知れば知るほど深いです。それを市民の共有財産として見ていただく、知っていただくことで、もっと横浜市民は豊かになります。

その結晶たる花博開催のため、10年後の成功のために、今回は皆さんの税金を使わせていただいて議員派遣で行ってきます。テロなど、トルコの内情によっていろいろ左右されていますが、気張っていってきます。30日に出発です。