くさまです。

本日、横浜DeNAベイスターズ株式会社が、来年度のベイスターズの監督に、アレックス・ラミレス氏(41)の就任が決定したことを発表しました。

 
(3年前の沖縄キャンプ)

ヤクルト時代、ベイスターズ時代とめちゃくちゃ打った選手ですし、日本語は流暢で、人格的にも大変優れている方なので、中畑監督の後任としては適任だと思います。是非、勝てるベイスターズにしていただきたいと思います。

ラミレス新監督の話題性も抜群ですが、株式会社DeNAベイスターズさん、先日も核心的な話題を提供してくれました。横浜スタジアムを運営する株式会社横浜スタジアムを買収するというニュースです。

DeNA、横浜スタジアム運営会社を買収か 報道にコメント
10月13日
ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月14日、傘下のプロ野球チーム・横浜DeNAベイスターズが本拠地としている横浜スタジアムを運営する企業を買収するとの報道に対し、「株式の追加取得を含め、さまざまな検討を進めていることは事実だが、現時点で開示すべき事実は決定していない」とコメントした。 日本経済新聞などによると、DeNAは約100億円で運営会社株式の公開買い付けを行い、過半を取得して経営権を取得する考えという。観客動員数は増加し、運営会社は黒字を確保する一方、DeNAの野球事業は前期に営業赤字を計上しており、球場と一帯経営することで黒字化を図るのが狙いという。<<

株式会社横浜スタジアムは僕も議会でその体質について散々議論していましたが、会社役員の殆どは横浜市役所のOBで、会長や社長は横浜経済界の名誉職的な役柄になっており、120億円の内部留保のうち、80億円を仕組債というリスクが高い運用に回し、そのおかげで当時12億円の損失が出ていました。

正直、株式会社横浜スタジアムは解体的な出直しが必要でしたが、それをDeNAさんが買収して新たな体制にするのであれば好ましいことだと考えます。株式会社横浜スタジアムの横浜スタジアムをつくったという歴史的な意義は終わりました。これからは運営面でかなりの努力が求められる中で、少なくとも横浜にとっては大きな1歩だと思います。

しかし、そうなると気になるのは、再燃した横浜ドーム構想です。今の横浜スタジアムは国が土地を所有しており、今の横浜スタジアムの借地契約期限が迫っている中で、スタジアムの老朽化問題と、3万人という観客数問題、雨問題などが重なり、横浜市内の経済界では横浜ドーム構想がこの何年かで再燃し、市内300社以上の賛同を得て、活発に活動されています。

報道では、横浜スタジアムを改修して観客動員数の増を目指すということなのですが、株式会社横浜スタジアムをDeNAが買収するということは、以前報道されていたように、マリノスタウン跡地に新たに横浜ドームをつくってベイスターズが本拠にするという、横浜経済界が進める流れではなく、今のスタジアムを最大限活用して、これからも関内駅前でいくという流れなのか。株式会社横浜スタジアムもDeNAの買収に基本合意しているということですので、それは事前に株主である市長なりに相談があったと思います。

横浜スタジアムがどうなるか、横浜ドームがどうなるかという話は、野球の好き嫌いにかかわらず、横浜の都心臨海の未来にかかわる重要な話ですので、横浜市はある程度明らかにしていくべきだと思います。

僕の考えるベストは、今のスタジアムを大規模改修して、観客が濡れない屋根(半ドーム?)を設置するものですが、さてどうなるか。そもそも、さてどうなるかと、僕らが悠長に言ってていい問題ではないとも思います。市民の財産なのですから、オープンにいきましょう。それが市民球場たるものだと思います。