くさまです。

今日は日中ずっと市内を廻った後に、夕方から国会に行って来ました。国会の外では安保反対のデモが行われ、多くの警官が配備されており、参議院は硬直状態で、衆議院は待機の「禁足」がかかっていたり、霞が関の役人は昨日も徹夜で今日も徹夜だったり、国会はまさに混沌としていました。

で、僕らは、その混沌した裏で、日本の自治体で初めてとなる横浜アフリカ友好議員連盟として、地味に自治体外交を進めていました。

 

禁足中の逢沢一郎・日本アフリカ友好議員連盟会長(衆議院議員)と、今後のアフリカ外交について国会内で意見交換させていただきました。

逢沢先生は、横浜で開催された第5回アフリカ開発会議から、アフリカ議連会長として、アフリカと日本の政治関係を取り仕切っていらしゃいます。安倍政権になって、アフリカ開発会議は5年に1回から、3年に1回のサイクルに変わり、アフリカと日本の交互開催になりました。そして、来年は第6回アフリカ開発会議がケニアのナイロビで開催されることが決定し、僕ら、横浜アフリカ議連では、2019年に開催予定の第7回アフリカ開発会議を、是非とも横浜で再度開催していただきたいと、地道に活動を続けています。

そして、この11月には、日本の地方議会として初めてとなる、アフリカ議連としてのベナン共和国訪問を予定し、ゾマホン駐日大使、駐ベナン日本大使館、外務省などのご協力の下で、新たに市役所につくられた国際局アフリカ課とともに調整を続けています。

逢沢先生には、このベナン訪問を支えていただき、国の外交だけでない、自治体外交によるアフリカとの更なる関係構築を進めていただいています。

”あいさわ一郎 ‏@ichiroaisawa ·17日 横浜市議会の佐藤祐文議員 くさま剛議員らと懇談。横浜市議会 アフリカ議連は 来る11月西アフリカ ベナンを訪問。ベナンの経済首都コトヌーの港湾は西アフリカ物流の要。横浜港と姉妹提携。相互理解と友好を深めて欲しい。画期的な訪問。”(twitter)

安保の議論に直接的に僕ら地方議員は参加できませんが、僕らは、地域資源を活かした自治体外交をもって、国ではできない、草の根の平和構築、交流、地域経済連携を(やる気があれば)進めることができます。デモを見ながら、僕は今の僕でしかできない役割をしっかり果たしていこうと新に誓いました。

逢沢先生との意見交換が終わったあと、コートジボワールの独立記念レセプションに参加しました。

 
 

自治体としては、僕ら横浜しか招待を受けていません。これも、2年前のアフリカ開発会議以降、横浜がコートジボワールのウェア大使夫妻と緊密な関係を取り続けた結果だと考えています。

 
Fマリノス観戦

 
ワールドカップパブリックビューイング@JICA横浜

 
ブルキナファソナショナルデイの誘致(weya大使夫妻は右端)

内戦を抱えていたコートジボワールですが、イボワールの奇跡といわれた高度経済成長が内戦前にあったように、安定しだした今、まさに発展が見込める西アフリカの最重要国の1つで、安倍総理も訪問しています。今後、横浜との交流が深化できる可能性がある国の1つです。

マリノスファンと言い切るウェヤ大使の下、西アフリカの安定のため、そして自治体交流を通じた地域経済活性化のため、僕らもコートジボワールとの交流に力を入れていきたいと思います。この段階で、横浜のプレゼンスは他の自治体よりも比較的ないほど高くなっています。これを、僕自身のためでなく、もしくは横浜市会そのもののためでなく、横浜市民、市内企業のために活かしていきたいと思います。

国会前のデモに参加した人たちも大勢いると思いますが、僕は横浜市会議員として平和のために僕が今できることを、デモと同じ永田町界隈でやりきった感があります。そしてこれからも続けていきます。