くさまです。

議会でも統合型リゾート・IRの誘致を議論していますが、賛否両論あるなかの核心は、IRの中に入り、ファイナンスの中心になるだろうカジノに関する議論です。

僕は本会議でもIRはカジノだけではないと発言していますが、ただ、ギャンブルを全くやらないのでカジノには行ったことがありませんでした。そこで一番近いであろう、韓国・ソウル市のカジノに行ってきました。





ソウル市近郊には4つのカジノがあり、法律により、全てホテルと同じ建物内で24時間、外国人専用として経営されています。

今回はソウル近郊4つのカジノのうち、3つのカジノに行って、実際に人生で初めてカジノを体験してきました。ちなみに日本の企業(セガサミー)も韓国のカジノに参入しています。

カジノの中は撮影禁止なのですが、良く映画やドラマでみる雰囲気そのもので、分煙のカジノもあり、パチンコ屋よりは音も煙草も全く気にならず、エレガントな感じもしましたが、1番目について気が遠くなりそうだったのが中国人の方々の服装と使うお金の額です。

どのカジノも見た目8割は中国人の方々で、業界の統計では2014年ベースで日本人が全体の23%、中国人は客全体の51%を占めています。

カジノにドレスコードがないからか、ジャージやTシャツ短パンみたいな格好で何百万円ものチップを持ちながらゲームに興じ、チップがなくなったらテーブルに札束や小切手を投げてチップにかえていく。なんかとんでもない光景をみた感じでした。

僕は3万円をチップに替えて、1ゲームのレートがカジノの中で一番低い1000円のブラックジャックで2時間くらいやってみましたが、結局500円しか残りませんでした。ちなみに500円ではカジノで遊べません。

バカラやポーカー、ルーレットなども一通り体験しましたが、確率半分の1回のバカラで何十、何百万円もお金が飛んでいく光景に感動はしませんでした。

ちなみに、韓国全体では16ヶ所のカジノがあり、3000億円近い売り上げがあるそうで、それに伴う税収は約360億円、基金に入るお金が370億円あるそうです。

熱中している中国人の人達を見ながら、博打場としてのカジノだけなら横浜には要らないと思いました。

ただ、感情論だけて攘夷を唱えても真の国際観光都市にはなれません。

韓国のカジノのようではなく、いかにJAPAN、横浜としての統合型リゾートができるのか、そこを中心に議論していきたいと思います。

ちなみに繰り返しになりますが、今回は私費で韓国に行きました。