くさまです。


4年間議員をやらせていただいて、ずっとご意見・ご要望を頂いてきたのが夜の街の暗さです。


横浜市には防犯灯が約18万灯設置されていますが、その中の約11万灯が電共架型という、電柱に防犯灯をくっつけるタイプのものです。


今この11万灯の防犯灯のLED化をかなりのスピードで実施しており、既に市内の半分以上がLED化されてきています。LED化することによって照度も多少明るくなりますが、LED化の理由は電気代などお金の部分が多いので、事業を検証し、浮いた予算で防犯灯自体を増やすことも考えていきます。


また、電柱がない地域・無電柱化地域においては、そもそも電柱がないので防犯灯の数が圧倒的に少なく、「ニュータウンが暗い」と言われる大きな要因となっています。


無電柱化地域の夜、こういう感じです↓




1本道路を挟んだ、無電柱化ではない普通の地域の防犯灯は既にLED化されていました↓





議会では僕が初めて無電柱化地域の防犯灯について取り上げましたが、市役所も区役所も認識が全く足りず「検討する」というかたちになっています。


都筑区の宝である緑道の夜道や増えていく無電柱化地域の明るさ対策、町会で1年に1か所増やせるかどうかという防犯灯など、都筑区は横浜市役所に任せるのではなく、独自で街の明るさ対策を実施していく必要があります


まさにそれこそ「個性ある区づくり推進事業」でやっていくべきだと思います。そうすればこれから国が無電柱化を進めるうえでのモデルケースになると思います。


再選しましたらそこを斬りこんでいきたいと思います。


<2014年10月 決算委員会>

◆(草間委員)

次に、今、電柱と共架化--電柱についているLED防犯灯についてのお話をさせていただいたのですけれども、我が党では2020年のオリンピックを見据えまして、無電柱化基本法を制定する方向で調整を行っているところです。無電柱化の議論というのは、うちの会派でもいろいろな議論があります。今後のことになるとは思いますけれども、開発や宅地造成などで電線が地中化され、電柱がない新たな住宅街が形成されていくことが、国内でももちろんですけれども、市内でもふえていくのではないかと考えています。


先ほど言いましたように、これまで防犯灯は電柱に取りつけることを基本に整備が進められてきました。電線を地中化したところ、いわゆる無電柱化した住宅街の防犯灯の整備をどうしていくのかというところが、きょうは区長がいらっしゃっていますけれども、実は港北ニュータウンを抱える都筑区にとっても結構大きなテーマになっております。現に私の地元では、電線を地中化したきれいな住宅街がありまして、開発事業者による照明灯がついているのですけれども、結構暗いのです。委員長、済みません、スライドをよろしいでしょうか。


○(加藤副委員長) はい、どうぞ。


◆(草間委員) 

それで、(資料を表示)これが無電柱化していないところ、電柱についていまして、これはLED化していると思うのですけれども、明るいです。これは深夜の10時ぐらいにひとりで行って撮ってきたのですけれども、結構明るいのです。では、無電柱化のところはどうかというと、このぐらいです。これは実はさっきのこの通りの一つ向こう側なだけなのです。ここは無電柱化していません。ここの一つ向こうへ行きますと無電柱化していて、これだけ暗いのです。ついているのは基本的に開発事業者がつけた電柱ぐらいで、これはかなりの高級住宅地で、区長は御存じだと思うのですけれども、道一つ隔てただけでこのぐらいの照度の違いがあるところなのです。こうした無電柱化された町並みを全て行政が担えとは言わないのですけれども、防犯上最低限必要な照度の確保は都市のインフラとして必要だと思います。これは市民局と質問調整しても、市民局だけではという話がありますので、柏崎副市長、電柱地中化エリアの住宅街においてどのように照度を確保していくのか、お伺いします。


◎(柏崎副市長) 

私も十分現状を認識していない部分はありますけれども、電線が地中化された住宅街は電柱がないわけですけれども、この考え方として、開発事業者がまちづくりの際に景観を重視するというような観点からのプランニングの中でデザイン重視の照明配置となっている例もあると聞いております。しかし、今後、今御指摘があったような点もございます。


新たに電線を地中化して開発する住宅街については、開発事業者に対して行政として何か指導することができないか、いずれ自治会などが大変お困りになるわけでございますので、そういう仕組みづくりなども少し関係局と検討してまいりたいと思っております。


◆(草間委員) 

これは少し検討するのではなくて、しっかり検討していただきたいと思っていまして、無電柱化というのは国策として今後進む可能性があります。その際に横浜市でも、恐らく再開発がこれからどんどん起きてくる中で、うちも無電柱化したいという地域も多くあるのですけれども、かなり暗いですから、この辺はぜひとも局横断的に御議論いただきたいと思いますので、よろしくお願いします