くさまです。


アフリカに一番近い都市・ヨコハマ」に向けた取り組みが更に進みます。


今年2月の議会で提案した、センター北駅のアンゴラ壁画を核としたアンゴラ・センター北交流、11月3日の「アンゴラ共和国友好交流イベント」としてカタチになりました!




当日は、都筑区20周年の区民祭りと同時開催で、アンゴラ大使館からは昨年、お願いに行ったヴァファケニ閣下もご来場いただく予定です。


区や横浜市の自治体外交の弱さとして、組織や人が変わったりする中での、「単発外交」があります。


アンゴラからは、第4回アフリカ開発会議で、重文級の巨大絵画がセンター北駅に贈られ、当時の大統領まで出席したイベントがあったにもかかわらず、今回の第5回アフリカ開発会議では、この絵について何も触れられることはありませんでした。


今回、議会での提案に調整いただいた皆さん、大変お疲れ様でした。


こういったイベントを契機に、センター北だけではなく、都筑区・横浜の財産である巨大絵画をきっかけに、今後とも、アンゴラ共和国との文化的な交流を続け、それを産業、教育交流にまで発展していくべきだと考えています。


これは横浜のアドバンテージです。


11月3日、11時から14時半まで、是非センター北駅にお越しください。


(予算委員会交通局局別審査)


◆(草間委員) 

一駅一国運動とアンゴラ共和国との交流についてお伺いしたいのですけれども、まず写真を見ていただきたいと思うのです。実はこれはセンター北駅の今度できる方面別備蓄庫の真ん前にある壁画なのですけれども、平成20年の前々回ですか、第4回アフリカ開発会議の開催を記念して、アフリカのアンゴラ共和国大統領から贈られた貴重な絵画なのです。


次の写真もお願いします。こういうふうに長いのです。出口近くの絵画は高さ2.5メートル、幅が18メートルです。これは18メートルのものと6メートルのものが2つあるのです。これはアンゴラ政府文化庁から派遣された4人の画家の皆さんが、5日間かけて描き上げた国内に残っているアンゴラの最大の絵画です。こんなものがセンター北駅にあったのです。 


ですけれども、これが宝の持ち腐れになっているという話をさせていただきたいのです。


実は昨年6月の第5回アフリカ開発会議の際は、交通局は一駅一国運動は実施していただいたのですけれども、せっかく大統領も出席されて贈られた絵画にまつわるイベントというか、この絵画については全く触れられなかったというのが前回のアフリカ開発会議だったと思うのです。そこでまず、第5回アフリカ開発会議における一駅一国運動の考え方についてお伺いします。


◎(二見交通局長) 

平成20年の第4回アフリカ開発会議で御好評をいただきました一駅一国運動を今回も継続実施させていただきました。昨年の第5回会議では、アフリカをより身近に感じてもらうをテーマに、地下鉄の駅構内にその駅が担当する国を中心に各国の紹介コーナーを設置いたしました。また、40駅全てをラリーポイントとして、アフリカ54カ国のスタンプを集めるスタンプラリーもやらせていただきました。また、ブルーラインの1編成をアフリカ号としまして、アフリカの風景ですとか、民族衣装などでデコレートさせていただいた車両も運行させてもらいました。


◆(草間委員) 

一駅一国運動はかなり皆さん熱心にやっていただいたと思っているのです。ラリーシートは2万枚以上配布されて、達成者は3536人と多くの市民の皆さんが参加でき、アフリカ開発会議が市民の皆さんと一緒に参加できる共感力を生んだのは、交通局の一駅一国運動の効果が大きいと思うのですけれども、センター北駅ではどのような取り組みをされたのか、お伺いします。


◎(二見交通局長) 

前回同様、センター北駅はアンゴラ共和国を割り当てていただきましたので、アンゴラ共和国の面積や人口などの基礎的な情報に加えまして、今回は食生活や町の様子などをパネルで御案内させていただいたところでございます。


◆(草間委員) 

私もそのパネルは見たのですけれども、この絵画については触れていなかったというところが残念なのです。センター北駅の絵画をもっとPRすべきだった、また、すべきだと考えるのですが、いかがでしょうか。


◎(二見交通局長) 

一駅一国運動の交流を通じまして各国から駅に寄贈いただいたものは、このセンター北駅のアンゴラからの絵画だけでございます。大変に重要、貴重な財産であるという認識をしております。この絵画の由来ですとか、価値をより多くの方にお知らせすることが、横浜とアフリカの継続的な交流につながっていくものと考えます。そうした意味から今回の対応につきましては、まことに申しわけないのですが、感度が不足しておりまして、また私自身、反省すべき点が非常に多かったと思っております。今後、グリーンラインの沿線情報誌などの交通局の媒体がございますので、これらも含めまして、あらゆる機会を通じて情報を発信させていただきたいと反省を込めて考えております。


◆(草間委員) 

今回残念だったのは、私も本当に反省なのです。私も、実は都筑区に引っ越してきたときに、これは何の絵なのだろうと思って、調べてやっとわかったというレベルだったのですね。例えば都筑区役所も、アフリカ開発会議をやった文化観光局も、そして今、局長が言われたように交通局も、実はアンゴラの絵の存在は、これだけ希少なものなのに忘れていた。恐らくそれは所管がえとか異動とかもあったと思うのですけれども、それは私自身も反省しているところなのです。


そこで、ことし、都筑区は20周年です。20周年の記念イベントとして、このアンゴラの絵を活用していくべきだと思うのですけれども、アンゴラ共和国と交流イベントの駅構内での実施は可能かどうか、その可能性についてお伺いします。


◎(二見交通局長) 

絵画のある付近でございますが、イベントのスペースもございます。アンゴラ共和国の御意向を伺いながら、都筑区や地元商業振興会とも連携しまして、私としましては、年内にはぜひ開催をしたいと考えております


◆(草間委員) 

実は、僕もこのアフリカ開発会議が終わってからアンゴラの絵のことに自分としても反省ですが気がついて、アンゴラのヴァイケニ全権駐日大使に、僕が本当に申しわけなかったと言うのもとても失礼な話なのですけれども、お会いしてきました。


アンゴラ共和国としては、この絵を非常に大切なものと考えておりまして、ぜひとも大切にしてほしいというお言葉もいただきましたし、アフリカ開発会議が終わった後、組織的にはいろいろな離散があるのですけれども、絵は必ずずっとセンター北駅に残るものでございますから、この絵をきっかけとしたアンゴラとの交流をぜひ続けていきたいと思っております。駅を持っているのは交通局ですから、交通局が主体としてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします