くさまです。


国内唯一の地方政治の政策コンテストであるマニフェスト大賞今年で9回目を迎えました。


第1回目の9年前、僕が新卒で早稲田大学マニフェスト研究所 に就職してから初めての仕事がこのマニフェスト大賞で、第3回大会まで総括として働いていました。(そのあたりの感想は、政治山で「マニフェスト大賞スタンダード 」というテーマで寄稿させていいただいています。)


で、議員になってからは4回目のマニフェスト大賞になりますが


議員1年目の第6回マニフェスト大賞では、自らキャスターを未だに努めているインターネットTVの「日の出TV」で最優秀コミュニケーション賞を獲得



議員2年目の第7回マニフェスト大賞では、コーディネーターを務めた、鎌倉・茅ヶ崎・藤沢・平塚の議員によるネットTV、「湘南cafe」で、箭内道彦審査委員特別賞 を受賞し



議員3年目の第8回マニフェスト大賞では、事務局長を務めた「かながわ自民党ネット選対」で、ネット選挙で唯一、コミュニケーション賞の優秀賞を受賞



そして、議員4年目の今回、個人の政策ウェブサイトである「都筑のくまのデータ研究所~オープンデータで考えてみた 。」が、優秀コミュニケーション賞以上



そして、僕ら横浜自民の取組が、マニフェスト大賞議会部門の優秀賞以上が確定しています。


僕として、4年連続、マニフェスト大賞の何らかの賞を受賞しています。振り返ってみると、普通に頑張っていただけなのですが、まあ全力でよく頑張ったなといった感じです。でもくさま個人としては今回初めてなので、


今年は以下がその受賞内容です。


≪マニフェスト賞(議会)≫

自由民主党横浜市連合支部・自由民主党横浜市会議員団(神奈川県横浜市)
2011年統一地方選挙で発表したマニフェスト「責任と約束」で掲げた8本の政策条例のうち、2014年8月までに「横浜市絆を育む条例」「横浜市災害時における自助 ・共推進条例」「横浜市財政責任条例」「横浜市子供を虐待から守る条例」「横浜市がん撲滅条例」の5本の条例を制定。また、「資源ごみ持ち去り禁止条例」、「読書活動推進条例」そして「議会基本条例」などの条例制定をリードした。徹底したマニフェスト型の会派運営を目指し、各プロジェクトチームが中心となって議会活動、市民との意見交換、先進地視察を行い条例制定を実現している。


≪ネット選挙・コミュニケーション戦略賞≫

■草間剛(横浜市会議員)
市民との「データに基づく対話と創造」を目指す、日本初の議員が運営する政治活動専用WEBサイト『都筑のくまのデータ研究所~データを使って考えてみた。』の開設。データに基づく市民勉強会を開催し、議会提言につなげる。プロフィールや主張だけの政治家一方通行のWEBサイトからの脱却をポイントとしている。オープンデータによる膨大な入力作業・見える化の工夫は、インターンの学生に依頼。自身が事務局を務めるかながわオープンデータ推進地方議員研究会の1つの成果としている。


今回の『都筑のくまのデータ研究所~データを使って考えてみた。』の主役はインターンの女子大生たちです。



僕が、「これって本当にそうなのかなあ、データで調べてみて」という課題をつくると、膨大なデータを入力し、データ分析にかかります。僕の演説や議会質問は、彼女たちの力が大いに働いています。


彼女たちに、何をやって、何が変わったか書いてもらいました↓


<Mさん 慶應義塾大学文学部>

私たちは草間議員の提言する政策が果たして論理的に強固なものなのかどうかを、オープンデータを使ったデータ分析をもとに検証しました。そして、その検証結果を「くまのデータの研究所」というサイトにて公開することによって市民へ問題提起をしました。


サイトに基づいた勉強会を実施することによって、参加者から様々な意見を聞き、データから見える更なる問題点とその解決案を提示しあうことで問題意識の向上に努めました。


この活動を通して私が感じたのは、私たちは政治家がいう政策をそれが果たして本当に客観的事実に基づいているのか分からないまま鵜呑みにしているということです。


それは、オープンデータの存在の広報不足や、それにより情報の受け手である我々が見過ごし、活用もしないままでいるからだと気づきました。ですから、この草間議員のサイトの取り組みは草間議員の政策がデータに基づく根拠のあるものであることを示すと同時に、市民がオープンデータの存在に気づき活用していくきっかけの一つになるのではないかと感じました。


この取り組みがより広がっていけば、政治に関心を持ち市民が活発に議論を交わすことのできる世の中に変わるのではないかと思いました。


<MCさん 一橋大学経済学部>

オープンデータによって、横浜市都筑区の現状把握と未来予測を立て、実際の政策と照らし合わせるのが私たちの仕事の大枠です。こう聞くと、かなり頭を使う華々しい仕事に思われるかも知れませんが、実際のところ、オープンデータの入力という地道な作業に時間が取られています。


私はこのプロジェクトに関わる前、政治に対して「議員が密室で話し合ったもの」程度の認識しかありませんでした。しかし、プロジェクトに関わらせて頂く中で、私は政治を成り立たせる車輪を見ることができたと思います。


それは、「感覚」と「実証」という相対するものです。


地域住民との交流によって、政策の必要性を「感覚」的に気付くこと。地道なデータ読み取りによって、政策の必要性を「実証」すること。感覚と実証のバランスがとれて初めて、政治がうまく前に進むだろうと感じました。


私たちの活動が、政治の車輪の一部を担っていければ嬉しいです。


<<<<


こういう優秀な女の子には、はやく社会に出て活躍してもらいたいと心から願っています。11月に六本木ヒルズで行われる授賞式には彼女たちも勿論出てもらいます。