くさまです。


秋ですが、夏の学生インターンも無事終了しました。


今回は初めて男子だけ、しかも6人という、とっても暑い夏だったのですが、なんかとっても良かったです。やっぱり男のほうが純粋ですね(笑)


何回も鋭い感想を書いてくれた磯部君↓




facebookに長い感想を書いてくれたので、ここで引用してしまいます。


この夏で、彼も官僚志望になりました。その冷静な感覚で、バランスよくこの国を背負っていってくれればと思います。


<<<<<


そもそもなぜこのインターン をやろうと思ったかというと、5月頃から何かしら政治に関係する仕事をしたいと思い、「とりあえず何かやり始めないとどうしようもない」と思ったからです。まあ暗中模索というか藁をもすがるという感じですが、とりあえずそれしかありません。


私は横浜市議会の草間剛議員につくことになりました。


一番感心したことは、とある地域の祭り?に参加した時のことです。


町会長みたいな人のポケットから何かが落ちました。するとその場にいた誰よりも早く草間議員が反応してそれを拾いました。また、その後の片付けの時も、汚水をトラックで運んでいくのですが、トラックに積む段になって最初に動き出したのも草間議員でした。私が何も気付かないうちに、荷物を積もうとしていました。


それを見ていて、「ああ、これは人気出るのだろうな」と感じました。また議員という立場にありながらも雑用みたいな事を自然にやり始めるあたり、これは見習わなければと思いました。


一緒に街を歩いていても「この店面白いよね」とか「あの看板が変わってるよね」ということにすぐ気づきます。


私はただボーっと歩いていただけですが、草間議員は常に街を観察していました。これも見習わねばと思いました。


草間議員 曰く「君らが生きているうちに必ず戦争は起こるよ。僕らはその時期を頑張って引き延ばしているに過ぎない。理由は1つ目に人口減少がある。人口が減少すれば、当然経済は停滞する。その時、外に敵を作って人気を得ようとする奴が必ず出てくる。移民をしても、結局は移民を敵視して人気を得る奴が出てくる。2つ目に、中国からすれば日中戦争は屈辱だった。今度は必ずこのリベンジをしてくる。」
http://ameblo.jp/kusamatsuyoshi/entry-11896560423.html


人口減少と安全保障を絡めた考え方は初めて聞きました。が、確かにこれからの国際情勢はこれ抜きには考えられないかも知れません。


インターン中にさまざまな議員と接触する機会がありました。そのうち半分くらいの方は「オーラがあるな」と感じました。


政治家を選ぶときは直接会ってオーラを確認するのが一番手っ取り早くて確実なんじゃないかと思いました。


インターン中に2回、施設を調査しろという課題を頂きました。


1回目は横浜市歴史博物館。これはおそらく採算が取れていないので、博物館が提供する「公共性」をうまく測ってやらないといけませんが、それを測定する指標がよくわかりませんでした。しかし面白いことは、インターネットで検索するだけで、博物館の入場者数、所蔵品数、そして他の博物館の平均的な所蔵品数や学芸員の数まで出てきたことです。ひとまず、規模の割に学芸員が多すぎるという結論にしておきました。
http://ameblo.jp/kusamatsuyoshi/entry-11919173719.html


2回目は男女共同参画センター南大田。こちらは、「市との協約が来場者数になっているが、ただの貸しホールになっていないか」という趣旨の調査でした。こちらも勇み足で調査に行きましたが、そもそもどこまでが男女共同参画社会に関係があってどこからが関係ないのかが曖昧でした。ヨガやフラダンス教室は男女共同参画と関係があると言えるのか?逆差別は今回の論点に入れるべきだったのか?など、問題自体が曖昧だったので、報告書も何が言いたいのかよく分からなくなってしまいました。
http://ameblo.jp/kusamatsuyoshi/entry-11932894934.html
論点を明確にしないといけない、という考え自体理系的すぎるのかもしれませんが。


1回目の報告書は何故か役人ウケが良かったらしく、インターン中、私は官僚向きという設定になってしまいました。もっとも、政治に関われれば良いと思っていたので、むしろ道を示されたような感覚です。


私の周りには意外と官僚志望の人が多いみたいです(3人?)。ひとまず、国家総合職試験というのを受けて見ようと考えています。


活動中意外だったのは、タッチタイピングが出来るのが役立ったことです。Windows Accessという顧客管理ソフト?でデータを打ち込んでいました。何事もやってみれば意外に役に立つものだなと思いました。こればっかりは父親の教育が成功したと言わざるを得ないかもしれません。


最後に(時期的には最初ですが)、自衛隊の護衛艦むらさめの見学をさせていただきました。


僕の軍事の知識はゲームで身につけた程度の物ですが(艦これではない)、実際に艦に乗ることが出来てとても良かったです。思った以上に無機質な装飾で艦の端から端まで150mだそうですが、意外に小さく見えました。


最後に自衛官の方が「国を守るためなら命を捨てる覚悟はある」と仰っていました。

また、護衛艦は軽油を燃料としているそうです。当時、原油価格が高騰していました。ということは、原油価格によって日本の安全保障も影響を受けるということです。原子力艦でも造れば別ですが。改めて「世界が平和でないと、日本も平和ではない」という言葉が思い起こされました。


↓その時の感想です。
------------------------------------------------
本日は大変貴重な体験をさせていただきました。生で見る護衛艦は、イメージしていたよりも無機質的で角ばっているという印象を受けました。艦橋の上からアメリカ海軍の軍艦も見ることが出来ましたが、何が違うのか、分かりませんでした。自衛官といえば、規律が厳しいんだろうなと思っていましたが、本日はかなりフレンドリーな印象を受けました。


でも訓練の時などは、ずっと厳しいのではないかな、と思っています。
有事の際には国のために命を捧げる覚悟をしている自衛隊の方は、一国民として尊敬しております。
政治を学ぶ者として、本日自衛官の方から直接その覚悟を聞くことが出来たことは、とても貴重な経験になりそうです。


私としては、国を守り、アジアを平和に保つためには必要なのだろうと思います。その反面、仮に自分が首相だったとしてそのために自衛隊の方に「死んでくれ」と言えるのか?と自問していました。
しかし今日のお話を聞いて、自衛官の方は命をかける覚悟で仕事をされているんだな、と思いました。
仮に首相だったらどうするかはさておき、私たちはそのような自衛官の覚悟を捻じ曲げるようなことはしてはならないと思いました。
------------------------------------------------


終戦記念日、草間議員は「戦争を絶対にしないという決意をしないといけないよね」と語ってくれました。


戦争をしないための集団的自衛権、というのはある種の建前だと思っていましたが、直接言われると「本当に戦争を回避しようとしているんだな」と感じざるを得ませんでした。


そんなわけで2ヶ月弱のインターン活動は終わりを告げました。後半は体力的にきつかったですが、総合的に見れば楽しかったです。大きい仕事をするには自己マネジメントも必要です。草間議員はほぼ年中無休で活動しながら、よくエネルギーが切れないなと不思議に思います。後学期もこのような面白い活動を見つけたいです。