くさまです。


横浜市会では決算審議が本格化してきました。今回、僕は文化観光局、市民局、環境創造局・温暖化対策本部を担当します。


今回は担当外ではあるのですが、この予算・決算審議では、かなり交通局との議論を進めています。地下鉄の街・都筑としては、地下鉄を担っている交通局の議論は外せません。


ちなみに、来週土曜日4日は、交通局お客さま感謝祭「はまりんフェスタ」です。今回、新羽ですので、是非お出かけください。




前回の予算委員会でも、引き続きグリーンラインの混雑解消を取り上げました。


僕の1期目の議員生活で、グリーンラインの混雑解消は特に重きを置いたテーマでしたし、今回のダイヤ改正も、最初に議会で訴えてから、3年半かかって実現できました。


議員1人でできることは限られていますが、実現させるためには、何より継続して、議会内外で、丁寧に、調整しながら取り組むしかありません。


前回の予算委員会では、今回のダイヤ改正に加え、「今回の2編成の投入によりまして、当面の混雑率の緩和は見込まれますが、委員御指摘のように、私も今後の乗車人員の増加は見込まれると予測をしております。したがいまして、そうした推移を見きわめるとともに、沿線の開発状況に注視しまして、効率的な輸送力を増強するダイヤも当然考えますが、私どもとしましては、今後1編成当たりの車両数の増加などにつきましても真剣に検討をしていきたいと考えています


という答弁を局長から引き出すことができました。これは、今というより、川和や東山田で開発が入っていく4~5年後の成果につながると思います。


こういった、あまり今みえてこない話も、横浜市会ではされています。「未来の為に・・」とは、まさにこういうことの積み重ねだと思います。


<平成25年予算委員会>


◆(草間委員)

グリーンラインの混雑解消対策についてお伺いします。 グリーンラインの乗車人員ですけれども、開業以来6年目を迎えました。順調に推移している中、朝ラッシュ時間帯のグリーンラインの混雑緩和について、これまでもこの場で質問させていただきました。そして、いよいよ3月29日に2編成が増車され、ダイヤ改正が行われるということなのですけれども、日吉本町駅から日吉駅までの間がなかなか乗れない状況にあるというのを前回も質問させていただいたと思うのですが、朝ラッシュ時間帯の日吉本町駅から日吉駅までの間の現在の混雑状況と対応策についてお伺いします。


◎(荒川高速鉄道本部長兼安全管理担当部長) 

委員も御承知のとおり、朝ラッシュ時間帯には主に都心に向かわれるお客様で混雑が著しく、日吉駅のエスカレーターや階段付近で停車をする先頭車両や最後部の車両が特に混雑している状況となっております。そのため、特に混雑が著しい7時半から8時半の間、日吉本町駅のホームに駅職員2名を配置いたしまして、比較的すいている中間車両への誘導案内、車内の中ほどに詰めていただくための案内など、混雑緩和対策に努めておるところでございます。


◆(草間委員)

 実際に交通局長も乗っていただいて、混雑対策については、やはりホームの混雑対策というのをおっしゃられていたのですけれども、朝ラッシュ時間帯のダイヤ改正の概要と効果についてお伺いします。


◎(二見交通局長) 

今回のダイヤ改正でございますが、新たに製造いたしました2編成を活用しまして、朝ラッシュ時間帯の運転間隔を現行3分50秒間隔から3分20秒に短縮をしまして、1時間当たりの運行本数を16本から18本に増加いたします。これによりまして、1時間当たりの輸送力、おおむねでございますが、13%程度混雑率が緩和されるものと考えております。


◆(草間委員) 

朝ラッシュ時間帯の対策に加えて、最近、私の事務所にもよくフェイスブック等を通じていただくのが夕方とか夜なのです。やはり帰ってくる方の混雑率というのが非常にふえていると伺っているのですけれども、この夕ラッシュの時間帯と、終電も早いのではないかとよく怒られてしまうのですが、深夜時間帯のダイヤ改正をするということで、概要と効果についてお伺いします。


◎(二見交通局長) 

現在18時から20時までを夕ラッシュ時間帯と位置づけまして、6分間隔で運行しておりますが、今後、20時以降のお客様の御利用状況に合わせまして、22時台後半まで6分間隔の運行を延長いたします。また、深夜時間帯の23時台におきまして、日吉駅発中山駅行きの電車を1本増発いたします。これらによりまして、お帰りになるお客様の待ち時間の短縮でございますとか、あるいは当然混雑緩和が図られるものと考えております。


◆(草間委員) 

ダイヤ改正はいろいろな効果を生み出すと思うのですけれども、実は私も戸塚生まれなのですが、戸塚にいたときはグリーンラインなど乗ったこともありませんでしたし、そもそもセンター北駅とかセンター南駅という片仮名の名前がよくわからなかった時代もあるのです。ただ、都筑区に来てみてグリーンラインの重要性というのが本当にわかりました。

グリーンライン沿線沿いは、これからまだ開発が見込める地域が多いと思います。川和町駅周辺にしても、東山田駅周辺にしても、これからまた人口が伸びていく地域だと思うのです。今でさえも1年間で1万人ずつ乗車数がふえているということですから、開発が入ってしまったらとんでもない乗車数になってしまうと思うのですけれども、そこで、今後の混雑率の推移と対策についてお伺いします。


◎(二見交通局長) 

今回の2編成の投入によりまして、当面の混雑率の緩和は見込まれますが、委員御指摘のように、私も今後の乗車人員の増加は見込まれると予測をしております。したがいまして、そうした推移を見きわめるとともに、沿線の開発状況に注視しまして、効率的な輸送力を増強するダイヤも当然考えますが、私どもとしましては、今後1編成当たりの車両数の増加などにつきましても真剣に検討をしていきたいと考えています


◆(草間委員) 

グリーンラインとかブルーラインの沿線がある、都筑区は地下鉄に支えられている町なのです。どちらにしろ、地下鉄に乗って田園都市線に乗るか、地下鉄に乗って東横線に乗らないと東京や勤務地には行けないわけなので、乗っている方々からしてみれば、東横線とか田園都市線の混雑はわかるけれども、グリーンラインまでこれだけ混んでいたら、都筑区に住むのはどうかという方も非常に多くなってしまう可能性があると思います。


ですから、基本的にはこれからの横浜市の人口増はとまるという推計ですけれども、都筑区にとってみれば、北部にとってみれば、まだまだ可能性があるところなので、その可能性の芽を電車が原因で潰さないでいただきたいのです。混雑率の緩和についてはぜひとも継続して取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。