くさまです。


国に先駆けて、横浜市が子宮頸がんワクチンの接種後に継続的な痛みなどを訴える人に、国が因果関係を認めていない段階でも、独自に医療費などを給付する支援策を打ち出します。


子宮頸がんワクチン副反応、治療費助成へ 横浜市
朝日新聞 2014年5月15日


子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に継続的な痛みなどを訴える人に、国が因果関係を認めていない段階でも、独自に医療費などを給付する支援策を横浜市が検討していることがわかった。今月末から始める方向で調整している。市によると、自治体では全国初とみられるという。


ワクチン接種後に痛みなどを訴える人が相次ぎ、国は接種の推奨を中止したが、接種と症状の因果関係は明確にしていない。だが、市は重い症状に苦しむ実態を重視し、独自の支援策を考えたという。


給付の対象は①市が実施したワクチンを接種した②副反応について市に相談し、国に報告された③診断名が明確でない、または原因が明らかでない症状がある、という全条件に合う人。


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子宮頸がんワクチンについては、僕も以前から都筑区在住の方々からもご相談を受けていました。


因果関係が分からないものの、ワクチン接種後に健康な女の子が


とても疲れ易く手・足が脱力した。
体温調節が出来ず、汗をかけない。
歩くことができず、室内でも車いすを使っていた。
右半身に比べ左半身が弱い。
頭痛がひどくて、起きれない時があった。

酷い頭痛、めまい、吐き気、心臓の痛み、生き苦しい、睡眠障害・・・


といった症状になってしまい、字がかけず、学校にも通えないなどという相談をいただいていました。


僕も独自に調査をしましたが、何より実際に子供の母であり議員である栄区の「こしいし且子」議員がこの問題に切り込んでくれました。



こしいし議員は、政治家!って感じじゃないですし、子育てもあるので、夜遅くなる勉強会や長期の視察もなかなか参加できないのですが、何より母親として、議員としての感覚が「母親」なので、子供を守ることについては、それこそ命懸けで取り組みます。そこが、僕から見ると何よりすごいし、僕ではできないことです。

こしいし議員の昨年9月のブログです↓


「私は、市会議員になる以前からこのワクチンについて問題を感じており、少なくても自分の娘には打たないと決めていました。


自分自身がそのような選択をしていながら、議員の立場で発言をしないことは間違っているとの思いから、様々な場面を捉えてメッセージを発信してきましたが、本会議での一般質問で取り上げたのは始めてでした。


その後、国の大きな動きがあり、自治体によっては接種をやめさせるところも出てきましたし、横浜市も重い腰をようやくあげつつあると思います。


医者や研究者でない私にはそれなりに勇気のいることでもありましたが、あの時に質問をさせていただいてよかったと思っています。」


こしいし議員は昨年9月に初めてこの問題を本会議で取り上げました。被害者の方々とお会いし、継続的に取り組み、1期生ながら政策実現までこぎつけました。母親の粘りです。


正直、子宮頸がんワクチンの接種と、相談があるような症状の因果関係は、まだはっきりと分析がされていません。ただし、接種後に苦しんでいる子供たちがいることは確かなわけで、この問題の対処はまさに政治判断です。


「市民の命を守る」と政治家はよく言いますが、まさにこういうことなのではないでしょうか。