くさまです。


議員立法で取り組んでいる横浜市財政責任条例案を知っていただくための、市民公開勉強会横浜市の"台所事情"を知る!~持続可能なまちの財政のあり方を考えるが終了しました。


関内のシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」での開催でしたが、平日木曜日夜7時からの開催にもかかわらず、40名を超える市民の皆さんにご参加いただきました。


主催頂いた横浜コミュニティデザインラボ さんは自民党とは組織的なお付き合いは全くありませんが、政策ベースで個々の議員がいつも勉強させていただいています。





当日は、大変お忙しい中、学生時代からご指導いただいている新日本パブリックアフェアーズ・公認会計士の黒石さんに基調講演をしていただき、鈴木太郎座長が条例案の説明をして、僕とワカゾウの伊藤さんを交えてのパネルディスカッションをしたうえで、参加者の皆さんからの意見を聴きました。



財政健全の話は「総論賛成・各論反対」の世界です。


財政改革を反対する人はいないと思いますが、じゃあ実際、自分がいつも使っていたり、家の近くにある公共施設を廃止したり、サービスが低下するようなことにつながっても、財政のためなら本当に皆さん賛成してくれるのか???


僕ら投票される身の政治家にも大変つらい課題ですが、市民の皆さんは実際どうなのか?台本無で本音の議論ができたと思います。


ある参加者の方が、「本当に財政的な課題を抱えているなら廃止しても仕方がないけど、納得できる説明が十分じゃないからみんな不満を持つのだと思う」と発言されましたが、まさにそこだと思います。


会の最後にも言いましたが、僕らの世代の政治家に求められるのは明らかに分配の政治能力ではなく、説明・対話の政治能力です。そのための情報開示、皆さんへの説明能力を高めていく制度設計を条例等の制定で進めるとともに、何より僕ら政治家の気概も求められていると思います。


<主な参加者の意見>(FB等から抜粋)


・私自身の意識改革にもなりました。人口減少社会と急速な高齢化は、税収が減り、扶助費が増加するのは当然です。私が60歳になる頃(2020年)には、1/4の人が高齢者になっています。今何を為すべきか(何を為してこなかったのか)を痛切に考えさせられました。


・財政運営重視から財政責任重視への流れ、カナダ、ニュージーランド、スウェーデンなどでは、財政責任法が機能しているということ、あつい議論の時間を共有させていただけたことは幸いでした。昨日に続いてアップをしていますが、このような市民がいる横浜の未来は明るいと感じます。特に、若い世代の問題意識の高さと行動力には頭が下がります。横浜市民であることに喜びを感じる時間でした。


・政策デザイン勉強会、横浜市の台所事情を知る。に参加しています。公会計、右上がりの経済から左下がりの経済環境での財政のあり方を、若い世代が真剣に考えています。


・誰もがその事実を知っています。その真実を明らかにしながら市民が話し合う。素晴らしい会議です。私たちの世代も、その責任を次の世代に先送りすることなく、世界的な視野をもって進めるべきであると感じました。


・一般市民ながら、今後の横浜市の事を、考えさせられまさした。こうのような場は、とても必要かつ大切な場ですね!


・公会計は「情報インフラである」という。情報不開示によって、政治家に恩を売っているスーパー財務省官僚がいる。そういう状況をどう変えていくのか.。


・分配の政治から、対話の政治へのパラダイムシフトか。参加と透明性を高めるために、まだまだ無限に組み合わせていく場が必要だなあ。