くさまです。


僕が事務局長を務める、よこはま自民党財政健全化プロジェクトチームでは、2年間にわたり議論をかさね、先進自治体を視察し、有識者の皆さんにもご意見を伺いながら、かなり難しい自治体財政の分野でも初めてとなる「横浜市財政責任条例 」案をまとめました。


本当に簡単に言えば、横浜市を破綻させないための制度づくりです。



今回は、鬼門である財政局と自民党との折衝、条例案調整、PT内の意見調整など、条例自民案確定までの様々な調整を行いましたが、今までのどの条例よりも財政当局との調整が本当に大変でした。


議員立法ですので、これから各会派をまわり、ご意見等をいただきまして、第2回定例会に望みますが、自民党がいかに横浜市会で第一党と言っても、ここは市民代表である議員の皆さんに、丁寧に説明をしていかなければなりません。


よこはま自民ウェブサイトでは、市民意見募集も始めましたし、24日の夜には、下記のような市民向けのシンポジウムも開催します。


内容がマニアックですが、横浜市にとっては大変重要な中身ですので、関心ある方もない方もぜひご参加いただければと思います。


政策デザイン勉強会 Vol.22 

横浜市の"台所事情"を知る!~持続可能なまちの財政のあり方を考える

https://www.facebook.com/events/697235693647008/


新しい事業年度が始まった横浜市。今年、2014年度の一般会計は11兆4182億円で、前年比1.4%+の予算が組まれています。


一方で、平成24年度決算ベースで、横浜市の一般会計に対応する借入金残高は市民1人当たり60万円。生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りまですべての市民が、少なくとも60万円の借金を背負っている状況です。


今後、横浜市は市役所の建て替え移転というビッグプロジェクトを控えていますが「このままで財政は大丈夫なのだろうか」という懸念を持つ人も少なくありません。


わかりにくいけれども、市民のチェックが必要な自治体の財政。財政のしくみを理解しつつ、横浜市を持続可能なまちにしていくため、市民は、どのようなチェックをしていけばよいのでしょうか。


税金が行政運営のためにどのように使われたのかを明確にし、財政活動を効率的に促すための手法である「公会計」の専門家でもある公認会計士の黒石匡昭さんによるミニレクチャー、財政の健全化を目指して提案される「財政責任条例案」の内容などについて知り、会場のみなさんとも意見を交換します。多様な意見・視点を持つ方の参加を歓迎します!


<概要>
政策デザイン勉強会Vol22
「横浜市の"台所事情"を知る!~持続可能なまちの財政のあり方を考える」
■日時:4月24日(木) 19時~21時(開場18時30分)
■会場:さくらWORKS<関内>(中区相生町3-61)
■参加費:500円(資料代)
■申込み:このfacebookページで「参加する」を押していただくか、メールで件名に「政策デザイン勉強会参加希望」と書いて info(アットマーク)yokohamalab.jp までお送りください


<プログラム>
19時 あいさつ ~資料確認「ハマの台所」説明 

杉浦裕樹
(横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事)


19時10分 「20分でわかる”公会計”」 
黒岩匡昭さん(新日本有限責任監査法人パートナー


19時30分 「横浜市の持続可能な財政運営をめざして:財政責任条例という考え方」 
鈴木太郎さん(横浜市会議員)


19時50分 パネルディスカッション
テーマ 「大丈夫? 横浜市これからの台所事情」
コーディネーター 杉浦裕樹


【パネリスト】
▼黒石匡昭さん 
新日本有限責任監査法人パートナー 公認会計士。大阪大学卒業後、中央監査法人大阪事務所入所。2005年から現職。「公的セクターの行財政マネジメント」「インフラストラクチャー・アドバイザリー」などを専門とし、著書に「改正PFI法解説~法改正でこう変わる」(東洋経済新報社)「地域力の再生-三セク・地域交通・自治体病院の再生モデル」(きんざい)など。


▼伊藤和徳さん 
株式会社 ワカゾウ コミュニケーションプランナー
学習院大学政治学科卒業後、衆議院議員秘書などを経験し、現職。NPO法人 政策過程研究機構理事なども務める。2013年PRアワードグランプリソーシャルコミュニケーション部門最優秀賞受賞、第6回マニフェスト大賞コミュニケーション部門最優秀賞受賞など、投票行動ををわかりやすく若者・無党派層に促すムーブメントづくりを手がけている。


▼鈴木太郎さん
横浜市会議員。上智大学外国語学部卒業後、三菱銀行入社、外資系銀行勤務を経て衆議院選挙区支部長秘書。その後、米シラキュース大学情報研究大学院にて修士号取得。平成15年に横浜市会議員初当選。横浜市政史上初となる本格的な議員提案による政策条例として横浜市中小企業振興基本条例の制定に主導的役割を果たす。


▼草間剛さん
横浜市会議員。早稲田大学大学院公共経営研究科修了後、早稲田大学マニフェスト研究所で全国の議会改革を担当。参議院議員公設秘書を経て、平成21年に横浜市会議員初当選(最年少)。かながわ新人地方議員会議共同代表。自民党神奈川県連ネット選対事務局長。平成24年「横浜市災害時自助・共助推進条例」制定PT事務局長。


20時30分 質疑応答 


21時00分 終了


▽参考リンク
予算や財政状況をわかりやすく説明した広報冊子「ハマの台所事情」平成26年度版(PDF)
http://www.city.yokohama.lg.jp/zaisei/org/zaisei/daidokoro/26daidokoro/pdf/main.pdf
キッズページ「まるわかり★ハマ財政」(横浜市財政局)
http://www.city.yokohama.lg.jp/zaisei/org/zaisei/kids/


<政策デザイン勉強会とは>
様々な主体が、地域の具体的な課題や国内外の情勢を知り、未来の街の姿を広い視野でとらえ、政策決定のプロセスに市民が参加していくための仕組みや仕掛けを考えるための勉強会。2012年5月から不定期に開催しています。
http://on.fb.me/X40lkt