くさまです。


先日、国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)総会が横浜で閉会しました。



横浜、というか日本でIPCCの総会が開催されるのは初めてのことですが、7年ぶりに報告書を改定したということでニュースになりました。


気温上昇や干ばつなどによる食料生産の減少、大都市部での洪水被害、異常気象によるインフラの機能停止などこれからの世界の大きなリスクとして8項目を挙げています。


この報告書の指摘は横浜にも全く関係なくありません。


市民の皆さんが実感されている通り、横浜では雨量が増加しています


1953年から2012年までの約60年間、主要都市における一日あたり50mm以上の降雨日数について民間会社が調べた結果によると、


東京・横浜・名古屋などにおいては、一日あたり50mm 以上の降雨日数が右肩上がりで増加しています。ちなみに横浜は50mm 以上の降雨日数が2012年で年間70日間を超え、10年間で10日間以上増えています


IPCCだけでなく、気象庁の異常気象分析検討会でも、今後の地球温暖化による気温上昇によって局地的に強い雨が増える可能性も指摘されていて、


特に都市における豪雨の増加については、ヒートアイランド現象により地表からの上昇気流が起こりやすくなっていることが原因として指摘されています。


また、気温も上昇しています

横浜市環境創造局の調査では、100年で平均気温が2、6度上がっていて、夏の30度以上の日も多くなり、昨年は夏の最高気温の39,9℃も記録しました


気温が高くなり、雨も多くなり、昨年は市内でも川の氾濫もしくはその予防に大いに悩まされました


僕が水素エネルギーを積極的に推進する理由はまさにここにあるのですが、低炭素社会をつくりださなければとんでもないことになる実感とともに、現実横浜で生きている僕らとして気になっているのは、横浜スタジアムです。


(写真は今日応援に行っている坂本議員のfacebookから)


今日、まさに本拠地開幕を迎えた横浜スタジアム。


子どもの頃から慣れ親しんだ横浜スタジアムですが、先日のオープン戦も雨で中止になりましたが、横浜の雨量が増加することに伴い、天候リスクに大いにさらされています。


プロ野球は元より、確か去年の高校野球の県大会決勝戦も雨で流れたと記憶しています。


夏も反射熱で相当熱いです。


スタジアムは野球のほかに、コンサートや見本市、物産展など、本来ならば多目的に使われるケースも多いのですが、横浜スタジアムはほぼ野球使用だけです。


これも、使いやすさ、株式会社横浜スタジアムの問題等様々な指摘がありますが、一番は、やはり天候リスクだと思います


東京ドーム、福岡ドーム、ナゴヤドームなどは野球以外の開催も都市の活性化策の1つになっており、福岡などは、本当にドームをつくったおかげで、九州一の多目的ホールの立ち位置を確立しています。


大阪ドームは赤字経営で無駄遣いの典型とまで言われましたが、民間が運営するようになってから周辺開発も含めて改善してきています。この大阪ドームの二の舞には横浜は絶対になってはいけません。


今でさえも、株式会社横浜スタジアムの経営問題が指摘されていますので、禍根をすべて断ち切って、新たに経営するべきです。


個人的には青空や星空の下で野球を観るのが大好きですが、開設から40年が経とうとしている今、将来の環境リスクをヘッジする点でも横浜ドームを推進するべきだと考えています。


そして勿論、横浜ドームは水素で動かし、ファンの熱気以外排出しない施設を目指すべきです


ですから、リリーフカーも勿論FCVね。