くさまです。

暑いスペインから一転、もうすでに冬っぽいドイツ・フランクフルト市に入りました。

都筑のくまのルーキー日記
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フランクフルトは横浜と2011年に政策提携しました。

人口68万人ですが、近郊を含む都市地域の人口は229万人。ヨーロッパ第3位、世界11位の規模のフランクフルト国際空港を持つ、ハブ都市であり、ヨーロッパ中央銀行も来るくらいの金融の中心地。そして何より、8世紀のカール大帝の時代から、フランクフルトはフランクフルトとして、名前を変えず、街が1200年近く保たれ、発展し続けています。

そんなフランクフルトが、日本の提携先に選んだ都市が横浜です。
「暗黙のルールとして、1つの国に1都市以外は公式に提携しない」ということですので、実は先方からすれば、横浜市とは姉妹都市以上の関係を望んでいます。

今回の日程では、まず、フランクフルト市議会で、横浜市会にも来ていただいた女性議長のヴァイラント議長とお会いし意見交換をさせていただきました。

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これが実は異常に盛り上がりましたが、大きな理由は2011年の議員サッカー交流です。横浜はフランクフルト市議会にぼろ負けしたそうですが、「靴が悪かったから」という理由で通っています(笑)

まあこれは勿論掴みなのですが、先方からしてみれば、極東から議員が来て、自国の国技のサッカーを自分たちの土俵でやって打ち負かしたのは大変気分が良かったらしく、2年経った今でもサッカーの話題が必ず出ます。多くの議員は英語が話せませんが、それでももはやツーカーです。

また、今回はスマートシティが全体のテーマなので、フランクフルト市住宅供給公社のユンカー社長から、フランクフルトが推進しているプラス・エネルギーハウスという省エネ・スマート住宅と、パッシブハウスの説明を受けました。
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このパッシブハウスは、さすが分権国家のドイツだけあり、フランクフルト市発の、ドイツ、また、全ヨーロッパを巻き込んだ環境施策になります。

簡単にいえば、寒いドイツで暖房を使わず、電気代をほとんどかけずに家の中を暖かくできて、その分二酸化炭素も出さないという、画期的な取り組みです。

僕らがフランクフルトと密接な関係を築こうとする時、まさにこういった施策がターゲットになります。なぜなら、僕らはすでにパッシブハウスの総責任者との関係を構築しており、例えば市内企業がパッシブハウスに興味や関心がある場合、僕らはフランクフルトに直接つなげられるルートを確保できているのです。

フランクフルト住宅供給公社にしても、アジアの知らない会社ということでなく、フランクフルト市と提携している横浜の会社なら、安心感があるのは間違いありません。

僕らの交流の意義は、まさにこういうところにあります。

また、夜は副市長のエウヘウオ氏、フランクフルト市議会副議長や議員、職員の皆さんと夕食をご一緒させていただきました。
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豚足ドーン、ピザドーン、本場のフランクどーんと、すっごいボリューミーな料理をいただきましたが、おもてなしを受けさせていただく側として、先輩議員が脱落する中、美味しくいただきました。

とにかく肉と、いもだらけです。

一夜明けて、フランクフルト・横浜市民ネットワーク主催のリンゴの木植樹式にも参加させていただきました。

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フランクフルトの名物はアップルワインですが、それにちなんで、フランクフルト市所有の葡萄畑に、16本のりんごの苗木を植えさせていただきました。アップルワインの女王にも会えました。

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来年は横浜にりんごの苗木を植えるとのことです。

多くの現地の皆さん、マスコミも皆さんにもお越しいただきましたが、市内のいたるところで「YOKOHAMA」が認知されつつあります。

これは、非常に重要なことで、フランクフルトに駐在する、または観光で行く、または行く予定がある横浜市民とって、ちょっとでもこのイベントを通じ環境がよくなればと考えています。