くさまです。

人口減少社会の中、国内には限界集落が続発していますが

人口約6000人。高齢化率が約46%の徳島県神山町では、なんと2011年度の人口動態調査で、転入者が転出者を上回りました。

何が起こっているのか。その現場に行ってきました。

都筑のくまのルーキー日記

徳島阿波おどり空港から車で1時間くらいいけば、もう山間部に入っていきまして、神山町はいわゆる普通の地方の田舎です。

過疎化が進む田舎で一体何が起こっているかというと・・

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潰れたミシン工場が

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サテライトオフィスのコンプレックスになり
http://www.in-kamiyama.jp/kvsoc/

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商店街の空き店舗が

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企業のサテライトオフィスになり
http://sonorite.cc/back-office/%E7%A5%9E%E5%B1%B1%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9/

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誰も使わなかった古民家が

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超優良ベンチャーのサテライトオフィスになっています。
http://www.sansan.com/kamiyama/

なんでこんなに田舎に企業が集まるのか!? 神山の奇跡みたいに言われていますが、これは奇跡ではなく、努力とマネジメントの賜物だと思いました。

神山町は長い間、アイーティスト・イン・レジデンス、芸術家を町に呼んで作品をつくってもらう取り組みを民間ベースで行ってきました。
http://www.in-kamiyama.jp/art/

アーティストが次々と町を訪れるたび、アーティストの友達であるクリエイターや、ベンチャー企業のトップも神山を訪れるようになりました。

空気と環境がいい田舎にサテライトオフィスをつくれば、クリエイティブな企業が来る!という問題ではなく、

アーティストがクリエイター、クリエイターがセンスがいい企業のトップ、というように、

人が人を呼び「人の循環」で街を活性化していくマネジメントが、神山の奇跡のマネジメントだと思いました。

そのディレクターが、NPO法人グリーンバレーの大南さんです。

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じゃあ、横浜に何が応用できるかといえば、

やっぱり「人の集積」と、人と地域の根をマッチングさせるマネジャーの発掘なんです。

クールジャパンの「地域の根」発掘作業と発想的には似ています。

6000人の神山町と370万人の横浜市ですが

「人の循環」を大都市横浜としてどのようにマネジメントできるか。

神山に行って、その方向性の確認ができただけでもプラスだったと思います。