くさまです。


先週2日間タイに行きました。


主な目的は、岩手からタイに贈られたランドセルの御礼だったのですが、しきだ県議の計らいで、クラッセ元外務大臣とお会いすることができました。


都筑のくまのルーキー日記


クラッセ大臣のことは、「タイの保険制度をつくった人」として、


医師時代にマグサイサイ賞 を受賞され、外務大臣、首相府大臣、タクシン首相顧問などを務め


政治家を引退された後は、アジア防災センター(ADPC)理事長や大学の理事長などを務めていらっしゃり、よくお話を聞いていました。


そのクラッセ先生がお会いしてくださるということで執務室を尋ねたら、そこにはいらっしゃらず、秘書の方が先生からですと電話に出てみると、「もうすぐ講義が始まるから来てくれないか」ということで、急きょ市内の研究施設へ。



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ちょうどそこでは、クラッセ先生が、自ら立ち上げた「地方自治体リーダシップ推進協議会」の講義に立ち、「サムライ・プリンシパル」を、タイの地方議員、行政職員に教えている最中でした。


「君たちに必要なことは、サムライのように、No fear、 No surprise、No doubt 、No Hesitationを心掛けて職務に当たることだ」


「Patience(我慢),Politeness(礼儀正しく),Punctualry(時間を守れ),Thoroughness(丁寧に),Long-tern Loyality(忠誠心をもって), Honesty(正直に)、地域のリーダーとして君たちは日本にもっと学びなさい」


というようなことを、タイ語で(ところどころ英語で)講義いただき、先生としては、タイ国内の地方自治体でリーダーとして奮闘する参加者を「encourage(勇気づける)」することが何よりの自分のミッションだと仰っていました。


外から見れば、日本の公務員の忠実さや真面目さは、マネジメントの中の大きな力ということです。


正直、クラッセ先生の講義は僕自身が大変勉強になりました。


その後、僕は会場を後にしましたが、用事が終わった後、先生の執務室に再度呼んでいただき、また飛行機の時間までご自宅で食事もさせていただき、先生のプライベートレッスンを受けることができました。


都筑のくまのルーキー日記


No Love, No leader ship for the common good


まさか、タイで、まさかクラッセ先生にリーダーシップ論を学べるとは思えませんでしたが、


多分、それもこれも、僕が通訳を入れず、先生と英語で話せたことが大きな原因だったと思います。


僕は、高校生の時に交換留学をしていまして、普通の会話程度の英語なら話せるんです。


クラッセ先生は「日本人の政治家は、真面目だし、勉強もするし、文化的な素養もある。ただ、残念なのは言葉の問題だ」と明確に言っていました。


僕レベルの英語で誉めていただくということは、日本の政治家の英語力、かなり低い評価であることは間違いありません。


僕ももっと英語を勉強して、外国の政治家とガチで議論ができるようにしたいと思います。