くさまです。
いよいよ明日、日本で初めての国政選挙におけるネット選挙運動が解禁になります。
ブログで何回も書かせていただきましたが、僕はこのネット選挙運動の「解禁運動」に、学生時代から、就職した研究所時代まで取り組んでいました。
◆政見動画HP、神奈川でも 早大マニフェスト研究所きょう開設
2009年7月9日東京新聞
早稲田大マニフェスト研究所(東京都新宿区、北川正恭所長)が九日正午、次期衆院選の立候補予定者が政策や経歴を語る動画を掲載したホームページ(HP)「e国政神奈川」を開設する。県内の立候補予定者六十九人全員の主張をひとつのページから比較することが可能になる。
動画は一人五分未満で、同研究所が収録したり、候補者自らが制作してネットを通じて投稿。公職選挙法が禁じる事前運動にあたる投票の呼び掛けは行わず、政策やマニフェスト中心に訴える。スタジオで文章を読み上げるだけの従来の政見放送と異なり、表現方法を工夫することが可能になった。街頭演説を録画したり、パソコンやフリップを使う候補者も多いという。
同研究所の草間剛事務局長(27)は「ネットを使った選挙は米国や韓国の大統領選を境に理解が進み、二〇〇七年の参院選の時よりも候補者の協力を得やすい。ネット献金の拡大にもつながるのではないか」と話している。七月下旬には全国の選挙区で同様のページを開設する予定。
「e国政神奈川」は、日本インターネット新聞社のHPから「ザ・選挙」のページに進む。(中沢穣)
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取り組んだ理由は1つ、選挙期間中、僕らが手にできる候補者情報があまりにも少なく、また選挙カーや街頭での名前の連呼だけで投票先が決まるようでは、健全な民主主義国家ではないと思ったからです。
学生時代からこんなこと考えてますから、それは当時は「気持ち悪い」と思われたかもしれませんが、本人はいたってまともで、選挙カーの連呼で勝敗を決することがあってはならないと、自分の地方選挙においても選挙カーを使いませんでした。
ネットなら、ネット環境、ネットにつながる携帯電話さえあれば、いつでも、だれでも、どこでも、候補者の情報を得ることができ、候補者を政策や人格で比較して投票することができます。
比較することは基本的なことなのですが大変重要で、「なんとなく・・」と投票しているうちは、この国の政治は絶対によくならないと、議員になった今でも確信しています。
比較されているから、政治家は頑張ります。そして、政治の現場に「善政競争」がおきます。
この比較合戦を、ばらまき合戦、ポピュリズム合戦、はったり合戦にならないようにするには、より多くの多角的な情報が得られることが重要で、ネットではそれが可能になります。
学生時代から10年たって、僕は今、議員という立場でネット選挙解禁を迎えることになりました。
所属するかながわ自民党では、全国に先駆けてネット選対を組織し、選挙期間中毎日ネット生放送を配信するなど、思いっきりネット選挙をやっていきます。
かながわ自民TV http://www.ustream.tv/channel/jimintv
韓国もアメリカも各国がネット選挙を導入すると、必ずネット上での誹謗中傷合戦になっています。
僕らは、それを好みません。
ネット選挙解禁一発目の選挙だからこそ、批判抜きで、思いっきりフェアに、日本人らしいネット選挙をやっていきたいと思います。
今日、ネット選対座長名で出した僕らのメッセージです。
<フェアに戦い、勝ち抜こう!> IT選対座長 敷田博昭
いよいよ明日、ネット選挙運動が解禁され、初めての選挙戦がスタートいたします。
私たちは、決して他党や他候補を誹謗中傷することなく、ルールを守り、フェアに自らの政策を愚直に訴え、心ある皆様の信頼と共感を獲得すべく努力していきましょう。
私たち自民党が未来への責任を果たすために、いま何を考え、これから何をしようとしているのか、心をこめて、ひたむきに発信していきましょう。
各位のこれまでのご理解とご協力に感謝いたしますとともに、今後一層のご奮闘を期待しています。
≪注 意≫
ネット選挙運動期間 7月4日(木)立候補届出終了後(概ね8時)より7月20日(土)午後11時59分まで