くさまです。




横浜市では、市域の緑の減少に歯止めをかけ、緑豊かなまち横浜を次世代に継承するために




「樹林地を守る」「農地を守る」「緑をつくる」の3つの分野からなる




横浜みどりアップ計画
の新規・拡充施策に取り組んでいます。




都筑のくまのルーキー日記




市内の樹林地や農地の多くが私有地であることから、




所有者による緑地の保有を支援し、相続等やむを得ない場合には市が買い取るとともに、市街地の緑化等を進めます。




これらの施策を継続して実施していくためには、多くの費用が必要であり、




平成21年度から横浜市では年間900円を市民税に上乗せする「横浜みどり税」を実施しています。




そしていよいよ今年度で、21年度から始めている横浜みどり税の期限が切れます。




25年度までに約110億円の税金を市民の皆さんから頂き




みどり税以外の税金も投入して、計587億円で横浜の緑を守る政策が、




この「横浜みどりアップ計画」なのですが




計画の根幹である樹林地を守る政策については、




当初計画では1100ヘクタールの樹林地を保全指定するはずが、310ヘクタールにとどまりました




みどりを増やすという表現ではなく「樹林地の減少傾向が鈍化」というのが、実は今の「みどりアップ政策」の評価の表現になっています。




樹林地の保全は計画どおりいっていませんが、他の分野については計画通り進んだり、それ以上の成果を出している政策もあります。




その1つが「農業」です。




市民の皆さんは知らないかもしれませんが、横浜の政策体系では




「農地を守る」ことが「緑を増やす」ことになっています




ですので、みどり税の計画の中でも約12億円が農地を守る予算として計上されています。




農地を守ることが緑を増やすことになるという意味が、議員になった当初から全く理解できず




該当委員会では、1期生のルーキーのくせに、かなり議論を展開しました。




一番訳が分からなかったのは、「農薬飛散防止ネット」です↓




都筑のくまのルーキー日記


(写真は群馬県HPより イメージです)




横浜市は、みどり税から約9300万円を投入して、面積にして東京ドーム約7個分の農薬飛散防止ネットを設置する計画を立てました




これは、みどり税でやるべき施策ではないと思います。




そこで、今回からシリーズで、農薬飛散防止ネットを切り口として、




皆さんと横浜みどり税を考えていきたいと思います。