くさまです。


土曜日の豪雨、横浜市では最大時間雨量68.5㎜(青葉区)を記録し、総雨量は180mmを記録しました。



都筑のくまのルーキー日記

(早渕川の画像、避難水位まであと60センチ)


※横浜市の水防災ページをご覧ください
http://mizubousaiyokohama.jp/


台風並みの豪雨で、もし降雨時間が長ければ、深刻な被害が出ていたことは間違いありません。


都筑区の早淵川(勝田橋)は最大水位286cmを記録し、避難判断水位まで60cmのところまで迫りました。あと1時間雨が強かったら氾濫していた可能性もあります。


現に今回も1件、勝田で床下浸水が発生しました。


僕が議員になってからずっと、勝田地域の皆さんからは水防の必要性を訴え続けてられています。


ミニ集会などで頂いた意見も、しきだ県議らと行政に持ち込み、工事もようやく軌道に乗り始めたところですが、何しろ予算との問題で、思うようにスピーディーに進みません。


ニュータウンのすぐそばでも、このような状況にあるということを、川沿い以外の区民の皆さんにも認識いただきたいと思います。


現在、未来の街づくりの議論を、東山田駅周辺や川和駅周辺など、川沿いの地域でも進めていますが、河川の氾濫に対する脅威を取り除かなければ、次の街づくりはできません。


土曜日の夜でしたが、行政は1200人体制で臨みました。雨が強いなあ、と人々が家で寝ているときにも、地域の消防団や職員が寝ずの番で警戒にあたっていました。


治水は紀元前、何千年もの昔から、人類が向き合ってきた政策課題です。


何千年も向き合っても、僕らはこの問題に完全に勝利することはできずにいます。


解決する!というのは聞こえがいいのですが、温暖化や爆弾低気圧が多発する中で、次の戦いに備えて、僕らは僕らの時代で準備を怠らないことが何より大切だと思います。


気象が変化する中で、おそらく、完璧な治水対策というのはありえません。


変化に僕らが対応していくしかないか、その変化を止めるためにも、継続的な温暖化対策は必要です。


以下、横浜市の最終被害状況です。


◆住家床上浸水(11棟)

旭区川井本町(9棟)、緑区台村町(2棟2世帯3人)


◆住家床下浸水(21棟)

旭区川井本町(15棟)、港北区下田町四丁目(1棟1世帯1人)、緑区台村町(2棟2世帯9人)、緑区三保町(2棟2世帯3人)、都筑区勝田町(1棟1世帯4人)


◆一部破損(7棟)

西区西戸部町一丁目(2棟2世帯2人)隣地よう壁破損による土砂流入、中区吉田町(1棟)外壁一部破損、土ケ谷区桜ケ丘二丁目(2棟2世帯3人)、旭区白根五丁目(2棟)


◆非住家被害

浸水(その他浸水)(9棟)
旭区川井本町(7棟)、緑区台村町(1棟)、青葉区あざみ野一丁目(1棟)、中区吉田町(2棟 外壁一部破損 (2)のウと同じ)


◆田畑被害

都筑区池辺町(1件 140㎥)


◆その他被害
崖くずれ:鶴見区下末吉六丁目(1件)、旭区白根五丁目(1件 50㎥)


電気:栄区長尾台(長尾台町、田谷町、笠間三丁目約1,400世帯)


道路:中区吉田町(1件 マンション解体工事用足場が倒れかけていることに伴う道路通行規制)

土砂流出:西区西戸部町一丁目(1件 17㎥)、鶴見区東寺尾一丁目(1件)、中区山元町一丁目(1件 10㎥)、港北区師岡町(1件 8㎥)、鶴見区東寺尾中台(1件 20㎥)


道路冠水:港南区下永谷五丁目(1件 道路冠水による車両浸水あり)、保土ケ谷区今井町(1件)、緑区長津田町(1件 道路冠水に伴う車両浸水あり)、都筑区佐江戸町(1件 道路冠水に伴う車両浸水あり)


ブロック塀倒壊:神奈川区神大寺三丁目(1件 1.0m×1.5m)、南区庚台(1件 1.0m×10.0m)港南区港南二丁目(1件 1.3m×8.5m)、保土ケ谷区桜ケ丘二丁目(1件 5.0m×10.0m)


中区吉田町(1件 マンション解体工事用の足場が強風により隣接マンションへ倒れかけている。)

南区庚台(ブロック塀倒壊による給湯器破損)

港南区港南二丁目(1件 ブロック塀倒壊に伴うエアコン室外機等破損)

港北区高田東四丁目(2件 マンホール蓋飛散による車両破損)

緑区中山町(1件 パワーショベル浸水被害)

鶴見区岸谷四丁目(1件 よう壁崩落)

中区吉田町(1件 マンション解体工事用の足場が強風により飛散したことによる車両破損)


◆避難勧告

鶴見区1時15分実施(鶴見区下末吉六丁目 対象世帯:3棟3世帯6人)