くさまです。


昨年、同僚の藤代哲夫市会議員と僕で


「世襲議員と落下傘議員」というタイトルで日の出TV生放送を行いました。

http://www.ustream.tv/recorded/14672460/highlight/194080


彼のお父様は自民党横浜市連幹事長で元議長。


大変な実力者でした。


実はこの文字起こしをしているのですが、これがなかなか面白いので


一部皆さんに紹介します。


日の出TVも、字にしてみるとなかなか凄いです↓


草間:本人だから言える、世襲の良いところ、悪いところベスト3をちょっと言っていただこうと思います。ではまず、世襲の良いところベスト3。すみませんつらいでしょうけれども、言ってください。大丈夫です、誰も聞いてませんから(笑)


藤代:ベスト3ということなのですけれども、議員に当選をさせてもらって、皆さんにご支持していただいたということで、選挙終わったら皆さんとところにご挨拶に伺ったりしているとですね、よく言われるのが親父さんも喜んでいるでしょ、と。


自分が当選したことを親父さんが喜んでいると。僕のこともすごく喜んでくれているのですけれども、親父に対して寂しい思いしているんじゃないの、とかいろいろ親父のことを気を遣っている後援者の方がいるということ。自民党の組織ならではのことかなと。もっと言えば、うちの後援会の組織ならではの出来事だと思うのですけれども、そういう風に温かい方、親身になって応援していただいた方々の気持ちっていうのを、改めて理解したというのがあります。


草間:絆を。


藤代:そうですね、絆ですね。そういうようなアクションが、選挙が終わっていろいろな方からお声がけいただいたというのは、これは本当にありがたいことだなと。


草間:では2つめ。


藤代:これは良いところというものに当てはまるのか分からないのですけれども、僕の場合は市会議員の秘書をやりながら地域の活動もさせていただいてまして。例えば消防団ですとか。たまたま僕の事務所、親父のときからなのですけれども、神奈川県の大口通りという商店街がありまして、その中に事務所を構えさせていただいているんですけれども、より商店街の方々とも振興ということで色々議論をしてきました。


より地域密着という活動をすることができる、またよりフレンドリーに活動していくことができる。


草間:フレンドリー??


藤代:フレンドリーという言い方はちょっとあれですけれど、10年間地域活動やってきましたので、市会議員は地域密着で活動していかなければいけないというのはあるんですけれども、より一層地域密着で活動していくことができるというのは、親父が事務所をそこに構えたと、またそういう環境を与えてくれたと、それはありがたいことなのではないかなと思います。


草間:何十年も続く経緯がわかりますもんね。人の流れとか昔の経緯とか、このおばちゃんはこうで、どうでとか。


藤代:そうですね。


草間:では3つめ。


藤代:信用していただけるということ。どういうことかというと、僕は市会議員の秘書を10年やっていまして、親父が色々なかたちで公務とかあったときにいろいろなところに、代わりに。


草間:代理出席?


藤代:ええ、代理で行くと、いろんなことがありますよね。さっき陳情というのがありましたけれども、いろんな地域の相談事をいただくわけです。


そういう中で、僕みたいな秘書、もちろん藤代耕一の秘書という立場で来ていますから、そういう立場の人間に相談をするということですから、親父の大きさというのが後ろにあるんですけれども。



やはり信用していただいていろいろなご相談をしていただけるというのは、ある意味親父の秘書としてやっていてよかったと、またそれで皆さんに信用していただいて、議席をいただいたというのはやはりありがたいことだと思います。


草間:逆に自分で思う世襲の悪いところ。自分だから思うここが嫌なところお願いします。


藤代:先ほども話にでていましたけれども、父親との比較ですよね。親父はこうだけれども、おまえはこうだなという、比較はどうしてもでてきますね。


草間:「親父さんの強烈なキャラを払拭するのは大変」そうなんですよ、親父さんのキャラをね。強烈だったんでしょうかね。僕わからないですよ。


藤代:僕もわからないです。まず藤代耕一っていうのがある、これが大前提ですので、それがあって比較がありますので、それを払拭して藤代哲夫という市会議員を理解してもらうには、どうすればいいかというのが苦労するところのひとつですね。それは自分に与えられた試練だと思って、頑張っていかなければいけないことだと思います。


草間:では2つめ。


藤代:例えば地元に食事にいきますよね。大変申し訳ないですけれども、向こうはこっちのことを知っていても、こっちは知らないですよね。


草間:ありますね。


藤代:わかればご挨拶するのですけれども、分からないと挨拶もなかったということで。


草間:出ました!キーワード。「挨拶がなかった。」


藤代:そこはさっきの比較になってくるのですけれども、親父さんのときは挨拶あったけど、息子になったら挨拶がないと。さっきの比較の話と重複しますが。


それは、議員の秘書のときもそうでしたし、秘書じゃないときもそうでしたけれども、やはり藤代耕一の息子だということでご存知の方もいらっしゃいますから、もちろんそれは議員になる前からそういうことがありましたから。落ち着いて外で外食するというのはなくなりました。


草間:では3つめ。


藤代:議員の息子と、世間の皆様からは見られるわけですね。お金持ちだろうとか。


草間:まず1つがお父様との比較、2つめはお父様との比較のなかで挨拶がないとか普段のこと。


藤代:比較が大前提ですからね。


草間:ここまで政治の世襲について議論したものは初めてです。うそろそろ時間が近づいてまいりました。今日、僕がやりたかったのは、いろいろな世襲批判がありますが、選挙で世襲を批判しています。確かに。いろいろな議論がなくてはいけないと思うのです。僕は自民党のなかで30%、40%世襲議員がいることがおかしいと思ったので、批判をしたわけですけれども。


僕の同僚の藤代くんみたいに、本当に熱意を持って、「世襲」を背負いながら一生懸命やると伝わってくるんですね。僕、このひと大好きなんですよ。


藤代:ありがとうございます。