くさまです。


今から35年前の昭和52年(1977年)11月15日


日本海に面した新潟の町から一人の少女が忽然と姿を消しました。


その日の朝、横田めぐみさんは、いつものように、お父さん、お母さん、双子の弟とにぎやかに朝ご飯を食べ、中学校へ出かけていきました。


そして、これが家族にとってめぐみさんを見た最後になってしまったのです・・・・


選挙終盤ですが、投票日の16日まで、


12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」となっています。


都筑のくまのルーキー日記


平成18年に


拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律 」が施行され


その中の第3条で


地方公共団体は、国と連携を図りつつ、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものとする。


とされています。


都筑のくまのルーキー日記


2004年の小泉総理電撃訪朝によって、


曽我ひとみさんや、蓮池・地村さんたちが帰国した時のことを覚えていますでしょうか??


僕は当時まだ学生でしたが、学生だからこそ、


大きな憤りとこの問題の深刻さを強く感じました。


これまで全然関心がなかったというか


拉致問題の運動が、右翼の運動だと思っていた自分にも憤りを覚えました。


あれから10年弱経過しようとしていますが


大きな動きがない中で


今の若い人たちは、拉致問題になかなか実感がわかないかもしれません。


だから、啓発が必要なのですが、自治体もかなり温度差があります。


神奈川県では、当時の松沢知事がかなり熱心に取り組まれたこともあり


拉致を風化させない取組 」というページもあり


議員サイドも国会同様に「拉致議連」があります。


横浜市にはそんなページありませんし、熱心な議員が何人かいる程度かもしれません。


法律にも定められている市の拉致の取り組みについて、自民の斉藤議員が市長に質問しています↓


拉致問題についての22年度はどのような取り組みは??


◎(林市長) 


拉致問題については、本当に国民ひとしく胸を痛めていることでございまして、何としても国を挙げての取り組みで解決をしたいということでございます。22年度におきましては、横浜市では泉区で特定失踪者の御家族と支援団体の代表者をお迎えいたしまして講演会を開催するとともに各区で啓発パネルの展示を行いました。


そしてまた、国、神奈川県等と連携いたしまして国民大集会in神奈川や、支援団体との共催による県民集会の開催等、さまざまな取り組みを行いました。今後も、家族の皆様の思いに立って引き続き取り組んでまいりたいと思います。


◆(斉藤[達]委員) 


拉致問題に対する啓発については、特に学校現場の取り組みも重要であります。平成23年4月1日の閣議決定をもって人権教育・啓発に関する基本計画が一部変更され、各人権問題に対する取り組みに北朝鮮当局による拉致問題等が追加されました。


また、文科省では、学校教育においては児童生徒の発達状態に応じて拉致問題等に対する理解を深めるための取り組みを推進するとしております。


本市においても、平成20年に拉致問題啓発アニメ「めぐみ」のDVDを各学校に配付して、活用を促していると聞いております。


そこで、本市の学校における拉致問題啓発アニメ「めぐみ」の活用状況と今後の活用の進め方について教育長に伺います。


◎(山田教育長) 


今先生御指摘の拉致問題啓発アニメ、DVD「めぐみ」の活用状況は20年度72校、21年度79校、22年度95校となってございます。


今後、活用を進めるために、各学校においては小学校高学年以上の授業等における指導例を紹介してまいります。また、拉致問題に対する理解を深めるために、人権教育推進協議会等においても「めぐみ」の活用を推進するよう再度発信してまいります。


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横浜市には小中合わせて約500校あるのですから、アニメDVD「めぐみ」をどれだけ使っていないかということです。


この問題は1970年代から1980年代にかけて、朝鮮民主主義人民共和国の工作員などにより、政府が認定しているだけで17人の日本人が極秘裏に拉致された国際犯罪事件であり


国の主権や国民の生命と安全に関わる重大な問題である。


という認識がすたれてしまっては、これからの対北朝鮮外交はできません。


皆さん、是非ネットで色んな情報をみてください。