くさまです。


都筑のくまのルーキー日記


【Q】港北みなもの正面にある大規模な土地は一体何なのですか?


【A】僕も引っ越してきた時は不思議に思ったのですが、実はこの約1ヘクタールの土地は横浜市の市有地です。


今から40年前の昭和47年、横浜市から当時の港北ニュータウン開発対策協議会に対し「文化」の用途として使用する旨の説明があり、昭和54年には「文化施設」として土地利用計画図にも記載され、平成3年には横浜市、そして公団の連名で市民ホール予定地として説明したにも関わらず、更に、地元では20年間も署名活動等を展開しているにも関わらず、ずっと放置されている土地です。


土地の管理は財政局、用途は文化施設なので文化観光局、そして地元の都筑区役所と、縦割り行政の弊害で動かない典型的な事例ですので、財政局と文化観光局に対する審議に加え、市長の認識を問うために本会議でもこの問題を取り上げました。


財政難ですから、市の施設をドーンとつくるのは合理的ではないと考えますが、知恵も出さず議論もせず20年間も放置していたことが許せません。


庁内協議がやっと始まりましたが、横浜市全体としての人口減が8年後に始まる中で、これからも人を横浜に集めるため、横浜の「丘の手」である都筑の魅力と文化を更に高めていく必要があります。


民間活力の活用を含め、多彩な手法を柔軟に検討していきます


財政局との議論


◆(草間委員)


センター北に1.2ヘクタールの空き地があるのです。そのセンター北駅前大規模市有地の取得経緯についてお伺いします。


◎(柏崎財政局長) 


当該土地のうち、約3000平方メートルにつきましては、平成8年9月に本市の先行取得用地を集約する形で、区画整理の換地により取得をいたしました。


残りの約9000平方メートルにつきましては、18年12月に都市再生機構から市有地との交換により取得をしております。


いずれの土地も用途を文化施設用地として資産活用推進基金で保有をしております。


◆(草間委員) 


文化施設用地としてやっていただくことは非常に前から決まっているのですけれども、なかなか大きな空き地なのですけれども、決まりません。


これはまちづくりにとって非常に重要だと思うのですけれども、それはそれとして、総合的な観点として大規模市有地はまちづくりに直結するものです。活用に関する資産経営上の考え方についてお伺いします。


◎(柏崎財政局長) 


資産活用基本方針を私どもは定めたわけでございますが、そこの中で、保有資産については、公共性や市場性など個々の資産の特性に応じまして、庁内利用、売却、貸し付けなどの有効活用を進めることにしております。


とりわけ、大規模市有地については、その活用により地域に与える影響も大きいということから、地域の皆様の御意見も丁寧に伺いながら、民間事業者のノウハウや活力を効果的に活用することも含めて、地域活性化やまちづくりに寄与するよう、関係区局が連携して検討を進めてまいります。


◆(草間委員) 


十何年もあいているという状況が非常にもったいないと私は思っておりますし、当初の計画は文化施設、特にセンター北で言えば文化施設となっております。


これは、区画整理をやった地権者の皆さんにとってみれば非常に大きな問題ですし、都筑にとっても非常に大きな問題ですので、どうぞよろしくお願いいたします