くさまです。
決算委員会真っ最中ですが
あと残り、10日の横浜市交通局に対する質問が残っています。
交通局のバス事業に関しては、民営化なのか、このまま市の直営でいくのか
横浜市は改善型公営企業なんだ!みたいな議論がされていますが
大阪をはじめ全国の自治体で民営化論が渦まいています。
先日、岐阜出身の方とお話ししているときに
岐阜交通の民営化の話と民営化先の岐阜バス の話になりました。
岐阜市営交通のバス路線は2004年に岐阜バスに移譲されましたが
僕が確認しただけでも、この9月までに19路線が廃止され
残っている路線についても、車を減らすので、運転間隔がかなりあいています。
無駄を省け!赤字路線はやめろ!というのは簡単ですし、聞こえもいいのですが
実は横浜市営バスの路線(128路線)もその64%、82路線が赤字です。
平均年齢38歳の都筑区をはしる市営バス14路線中、なんと11路線は赤字なんです。
その中でも、
33系統の市が尾~あざみ野線、73系統の中山駅~センター南線、
80系統の中山駅北口~センター南線、300系統の新横浜駅~仲町台駅線、
302系統の仲町台駅~センター南線、308系統の仲町台駅~センター南線、
310系統のセンター南・川和町駅~仲町台駅線の7路線は
生活交通バス路線維持制度の適用を受けていて、つまり
廃止によって駅から1km、他のバス停から300mの圏内から外れる地域が発生する路線。
最寄り駅まで15分圏内の達成人口が減少する路線。
廃止によって駅や区役所への移動方法が市域外を経由するなど、アクセスが著しく低下する地域が発生する路線。 の、どれかにあたっているわけで
運賃だけではやっていけないので、交通局ではなく、横浜市本体からお金を出して運行しています。
こういった生活路線が市内20路線あるのですが、なぜか都筑が多いんです。
これから超高齢社会を迎える中、バスは、なかったらないで非常に困るものです。
赤字路線をどうするかについては、実は大阪もしっかりとした答えをだせていません。
判断を各区に任せようとしていますが、それはちょっと難しいのではないかと思います。
市営バスは、市民サービスのために儲けなくてもいいんです。でも、赤字を垂れ流すのも困るんです。
黒字路線で稼いだ分を赤字路線にまわせてどうにかできるのか。
民営化して、岐阜バスにならないように赤字路線に税金つぎ込んで維持させるほうがいいのか。
非常に難しいバランスの中で、バス事業の議論をしていきたいと思います。