くさまです。




議員になる前の職場で




人材マネジメント
について勉強していました。




行革の中で、定数削減をガンガン進めた中、




公務員の職場も、管理型から経営型に、




ひとりひとりの能力を最大化できる環境をつくることが




政治サイドの責任だと思います。




人材こそがまさに宝です。




僕は青山学院大学法学部の出身ですが




青学やマーチといわれる学校は




まさに地方公務員排出工場です。




就職するときは市民のためと思いながら




人口減で税収が減り、行革によって定数削減が進められれば、




1人1人の仕事はヘビーになり




窓口では知らない人たちに怒られまくれ




苦情の電話は鳴りやまず




給料も削減される一方で




何かやろうとすれば市民や議会に叩かれ、




一体自分は何のためにやってるんだ?




もう公務員人生をたんたんとやるしかないね。




と思ってしまうことも人として仕方がないと思います。




僕らも人間なんで。




もう、「安定しているから公務員に」という時代は終わると思います。




ストレスがかかりすぎで、身体にも悪いみたいですし。




だからこそ、働いている職員のモチベーションは重要です。




そのモチベーションを上げる職場やトップのミッションはもっと重要です。




で、そもそも市長は若手職員や人材育成をどう考えてるのか??




市長に本会議で聞いてみました。




結構盛り上がりました。↓(笑声)は議場からの声で僕は笑ってません。




<草間>




最後になりましたけれども、ピンチをチャンスに変え、夢のある横浜の未来をつくるためには、物と金を得ることが難しい時代の中で、人こそが最も重要な資産だと思います。




そして、何よりこれからの横浜を担う若手職員の情熱と志、行動力こそ横浜の財産だと思います。




三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる2012年の新入社員意識調査アンケートによると、厳しい雇用状況が続く中、民間企業でも安定雇用を志向する新入社員の比率が高く、また、理想の上司のタイプは人間関係に気を配り明るい雰囲気の職場にしてくれる人が76%で、そして、仕事を任せてくれる人やバリバリできて業績を上げる人というのは最下位クラスでした。




そして、何よりも社会人としての自分に欠けるものという問いの1位は積極性でした。自分が言うなというところなのですけれども、この傾向は横浜市役所ではどうでしょうか。(笑声)




若者の特権は失敗を恐れずバリバリ突っ込んでいけることだと思いますし、僕も団では謝ってばかりですけれども(笑声)、言いたいことを言わせていただいております。(私語する者あり)




僕が言えたことでも全くありませんし、草食系がもてる時代なのかわかりませんけれども、正直、横浜の同世代の若手職員は業務に追われる中、ワークライフバランスばかり考えて誇りと元気と自信がないように感じます。(笑声)




そこで、市長の思う横浜市若手職員についての印象について伺います。(「いいぞ」と呼ぶ者あり)


国では官僚への批判が後を絶ちません。




例えば僕らの同世代の官僚は本市にも人事交流で多くいらっしゃいますけれども、地方自治体や海外を幾つか経験して、本省で今猛烈に働いています。




彼らからは国を背負う誇りと、何よりよそから日本や本省を見たという体験から来る多角的な視野を感じています。




大学を卒業してから10年間、この10年間で彼ら国家官僚が得てきた視野と比較するとき、世界の国際都市である横浜の未来を担う若手職員の目は一体どこを向いているのでしょうか。




先ほどの黒川議員の質問にもありましたけれども、入庁から一回も海外やほかの自治体に出ず横浜しか知らない職員ばかりではないでしょうか。




海外研修制度はもちろん、2日以上の地方出張もろくにしていない職員が30年後世界の中の横浜の知能として戦えるのか、僕は同世代として非常に不安です




そこで、未来を担う若手職員に対する人材育成の今後の方向性について伺います。




海外視察の批判がある中で、議会においても原則議会で行う視察は全部海外というぐらいの気構えが僕らには必要だと思っています。(私語する者あり)




激流になっているグローバル時代の中で横浜が世界から本当に取り残されてしまう危機感を持っています。ぜひとも若者を海外に出してください。(私語する者あり)






<林市長>




若手職員の印象ですが、情報通信技術の発達により、直接顔を合わせたコミュニケーションが少し不足していると感じます。




草間議員もお感じになっていると思いますけれども、ややおとなしい印象も受けますが、実際には好奇心が旺盛で、生き生きと仕事に取り組む若手職員も私は多いと思っています。




例えば、東日本大震災の際に自主的にボランティアとして被災地支援に従事した職員や、新規事業の開拓に当たって斬新なアイデアを出し大きな成果につなげた職員もいます。




また、窓口サービスの満足度が今回調査で94.4%に向上しましたが、これは職場での改善検討などに若手職員が積極的にかかわり、取り組んだ結果でもあります。若さとは無限の可能性を秘めておりますので、未来の横浜を担っていくというより一層の気概を持って力を発揮してほしいと思います。




若手職員に対する人材育成の方向性ですが、若手職員は公務員、社会人としての基礎をしっかりと身につけ、さまざまな能力を伸ばしていく時期であると考えています。




そのため、日常の業務を通じた人材育成に加えて、新規事業や改善へのチャレンジや、能力の幅を広げたり、強みを伸ばすことができるような人事異動、また、休業制度を活用した海外への留学や人事交流など異なる環境で経験や視野を広げる機会をつくってまいります。




今後とも、人と向き合うことがすべての原点であり、人を大切にすることを基本として若手職員の育成にしっかりと取り組んでいきます。




私も国際都市横浜というイメージを持って、市長職になりましたけれども、草間議員御指摘のとおり海外に出る機会が非常に少ないということを知って、民間で働いていた者としてはちょっと驚きました。




しかし、厳しい行財政改革の中で身を切っていかなくてはいけないという意味では、ここ数年前まではいたし方がないことだと思います。




しかし、今、選択と集中を進め、税収を上げ、市内経済を活性化していくためには、国際的視野を持った職員の育成というのは必要だと私は思います。草間議員にも後押しの言葉をいただきましたので、ローコストでこれからは勉強してもらうような機会を設けたいと思います。(笑声)




しかし、あくまでも財政は厳しゅうございますから、我々が市役所、区役所の中で身を切る行政改革は続けてまいりたいと思います。




以上、御答弁申し上げました。(「身を切るということは自分で金を出せということだ」と呼ぶ者あり、笑声)