くさまです。


委員会で作成中の資源ごみ持ち去り対策条例ですが


9月13日の委員会で僕が発言をさせていただき↓


議論がスタートした形になっています。



ここまで来るのに、


先輩方の見えない議論と見えない努力があります。


政治はどんどん「見える化」していく必要があります。


都筑のくまのルーキー日記

<写真はイメージですが委員会室です>

○(加納委員長) 

その他のことで、委員の方から何かございますか。


◆(草間委員)

8月25日に、委員会で、リサイクルポート山ノ内にお伺いし、横浜市資源リサイクル事業協同組合の皆様と意見交換いたしました。


きょうのお話でもございましたけれども、横浜市の中期計画においては、資源集団回収による古紙回収率100%を目標に3R夢プランでもその実現を目指しているところであると把握しております。


ただ、その現場に行って、また、横浜市資源リサイクル事業協同組合の皆様との意見交換をいたした中で、いろいろな課題を私たちは受けとめたと思うのですけれども、まず、資源集団回収による古紙回収率100%に向けた意義について、局長から所感をいただきたい。


◎(大熊資源循環局長) 

資源集団回収というのは、行政回収と異なりまして、主に町内会ですとか、あるいは子供会といった団体が自主的にリサイクルをしていくという、3R夢プランでもございますけれども、市民の自主的なリサイクル活動ということで、非常に重要なものと位置づけております。


ですから、そういったものが広がることによりまして、地域コミュニティーの貢献ですとかいろいろな意味がありまして、それが広がっていくものと思いますので、本市としても、そういった重要性のある事業ということで載せていったという経緯がございます。


◆(草間委員)

その中で、やはり単なるごみの回収ではなくて、地域のコミュニティーを創造していく上でも非常に重要だというお考えを私たちも共有いたしたところですけれども、一方、この回収率100%に対する課題が浮き彫りになりました。


それが、持ち去りですけれども、ほかの集団回収推進部会から資料をいただきまして、平成22年度には113件、そのうち警察に連行したのが10件、平成23年度は8月までで、もう既に75件、そのうち警察に9件の持ち去り業者を連行しているそうですけれども、


その方々に対しても、実質的な罰則がない中で、警察に連行しても、何ら処分を与えられないという地域の方々の苦労があり、私たちは、正式な方が持っていく前に、持ち去り業者が非常にスピードを飛ばして市内を駆けめぐって、ごみをどんどん放り込んでいくという映像も拝見いたしました。現在、市として、この持ち去りの被害について認識されているのですか。



◎(大熊資源循環局長)

今、草間委員がおっしゃったように、被害が、これはことしだけでなく、ここ数年ございまして、私どものほうの収集事務所にも個別に相談が来ております。


今、資源循環局も含めて、今おっしゃいました警察、地元の関係者、自治会の会長等、あと事業者の団体、横浜市資源リサイクル事業協同組合も含めまして、そういった団体と現場の対策をどうしていくのか、協議は重ねておる段階でございます。



◆(草間委員) 

被害も、東京都はもう数十億円程度出ていて、これは横浜市も例外ではなくて、しかも、東京都においては何年も前から、その持ち去り業者を法的に取り締まるための条例が制定されている。いろいろな意見交換の中では、自治体間で今、差が出てきているのです。


例えば、東京都で条例をつくって、それを逃れるために横浜市に流れてくるとか、相模原市にその取り締まりの方法があるから横浜市に流れてくるとか、これは横浜市としても、この対策に向けた何らかの手を打たなくてはいけないと思うのですけれども、この持ち去り対策に向けての法的課題を、御認識があれば教えてください。



◎(大熊資源循環局長) 

現在、警察と連携をとっている中身でございますけれども、持ち去りということは、刑法上の窃盗ということを前提に、警察のほうにも御協力いただいております。当然、検挙するためには、現行犯逮捕した後に検挙して、それを最終的に起訴、罰則と持っていくわけですから、この一連の刑事処分ということの中で、今、実際に動いています。


今、草間委員がおっしゃいましたとおり、持ち去り業者は無法地帯のように信号無視もして、バーッと行ってしまうのです。これを一般人が捕まえるということは至難のわざで、私どもの職員がそれを追って捕まえるということは不可能だと思うのです。


ですから、やはりそういう無法者に対しては、警察の力は不可欠だろうと思っておりますし、また地元の人たちの協力も不可欠だと思っています。ですから、その法的な意味においては、いろいろな手段があるとは思いますけれども、最終的にはやはり警察の力がないと難しい案件かなとは思っております。



◆(草間委員) 

認識として、私たちも独自に調査したのですが、過料というところが多いのですけれども、罰則規定を定めている千葉県の流山市のような自治体もあります。


これは、大都市横浜として、古紙集団回収100%を目指すのが私たちの目標、使命だと思っております。


委員長、これはぜひ委員会としてこの持ち去り対策について、罰則規定を含めて条例制定もしくは条例改正など、この古紙集団回収100%に向けた取り組みを積極的に応援していく必要、そして検討していく必要があると自民党会派として考えておりますので、ぜひ御検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。


<各会派からの意見>


○(加納委員長) 

それでは、この件につきましては、いただきました御意見をもとに、正副委員長で今後の委員会運営などを協議し、改めて委員の皆様方に報告いたしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○(加納委員長) それでは、本件につきましてはこの程度にとどめます。


→公式の場では、ここからスタートしました。