くさまです。
今日は僕自身半年間で3回 目の南本牧最終処分場視察に
委員会として視察にいきました。
普通に生きていれば1回もいかないだろうに
これで3回目です。
震災瓦礫の引き受け問題や、汚泥焼却灰問題など
放射線問題で大いに揺れた処分地ですが
横浜市内の一般ごみ焼却灰について
9月までは普通にドンドン埋め立てていたのですが
実は、主灰と飛灰という2種類ある焼却灰の中で
飛灰の放射線量が比較的高く
、かつ水溶性が高いということで
処分地プール内に、
仕切りの締切堤を1億3000万円かけてつくることになりました。
締切堤の中に飛灰を分けて処分するということなのですが
飛灰の放射線量が日に日に自然減少し低くなっていく中で
なぜいまさらという疑問もあります。
(処分地わきの放射線量は0.05マイクロシーベルトでした)
飛灰の放射線量が3000ベクレル近い9月までの段階で
仕分けせずにドンドン埋め立てていても
処分場の放流水から放射性物質は検出されませんでした。
横浜市は今後ごみ焼却灰の放射線対策で
それぞれの焼却工場に装備している
放射性物質を99,9%除去する(横浜市)としているバグフィルターの直前で
セシウムの吸収率が高いゼオライト(最高品質の福島産)を噴霧するとともに
この処分場の水ろ過処理装置の中にも、
活性炭のタンクの代わりにゼオライトのタンクを既に設置しています。
また、ベントナイト
という、これもセシウムの吸収が高いといわれる物質も
飛灰に混ぜて処理するということです。
「ここまでやっている自治体はない」と担当者がいうくらいの姿勢で
「横浜は安全です!」と言いきっていた半年前と比べて凄い差なんですが
皆さんも是非見てみてください。
瓦礫を引き受ける準備着々なのに「(瓦礫とは)関係ありません」という行政もすごいです。