くさまです。


都筑区内では、7月30日をピークに


多くの盆踊りや夏祭りが開催されています。


不思議なもので


平均年齢38歳。


横浜市内で最も町内会自治会への加入率が低く


地域の付き合いはタンパクと言われる都筑区ですが


お祭りは、若くて、それぞれ地域性と独自性があり、


とっても勢いがあります。



そんな中、


昭和51年に復活し、平成17年には横浜市指定無形民俗文化財に指定された


南山田の「虫送り」に参加してきました。


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7月の土用の夕方、稲につく害虫を追い払うために、


約200本のタイマツを持って田んぼの周囲を回る行事で


昔田んぼが多かった南山田の伝統行事であり、


今都筑区ではここしかありません。


そして、


南山田町内会の子供たちでなければこの松明をもつことはできません。


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まだ日が高い午後6時。お囃子を先頭に山田神社の境内を3周してから町内に出ます。


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タイマツを持つのは休憩を挟んで日が暮れる頃。


警察官は出動しないんです。


子供会や消防団、交通安全協会のメンバーが安全を確保し、


タイマツを持つ子どもたちの行列が中原街道に続きます。


街道沿いに200本の松明が灯る姿。感動です。


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くさまもちゃっかり松明持ちました。(子どもじゃないですが・大人も余ったものを持てます!)



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行列の終わるなつみかん公園では、タイマツを集めて消防団が燃やします。


炎が燃え盛り、時折竹の弾ける音が響く中、保存会のお囃子と獅子舞に拍手が沸きます。


お囃子には10名ほど小学校の生徒も参加しています。


毎週土曜日に、地域のおじいちゃんから「楽譜がない」お囃子を体で学んでいます。


伝統が繋がれる現場です。


ニュータウンのど真ん中の南山田でもちゃんと伝統は続き、


200人近い子供たちとそのお父さん・お母さんがお祭りに出てきます。


子どもたちの小中学校の先生たちも出てきます。


地域の消防団の皆さん・町内会の皆さん・保存会の皆さん・沿道で見守る皆さん


「オール南山田」のを感じる、本物の絆を感じる、とってもいい夜でした。



でも、なんだか知らないけど群がる子供たちに


「くさい間」呼ばわりされたことに


小学校時代のいじめを思い出しました(笑)


今の大人たちのように


大きくなったら虫送りを子供たちにつないでくれるから


まあ許そう(・ε・)元気に育てよ!