くさまです。
都筑に住んでるとあまり縁がないんですが
横浜港って
皆さんご存知でしょうか??
当たり前だろ何言ってんだ?という方
氷川丸が留まってる山下公園は
港湾機能はほぼありません。
これが↓いわゆる横浜港なんです。
もっと近づくと↓
首都高を走る人は
ベイブリッジからみなとみらいの逆側を見ると
多くのコンテナやクレーンを見ると思います。
まさに
このコンテナターミナルが、the 横浜港なんです。
この横浜港がもたらす経済効果は
横浜の経済の3分の1にわたっているという試算もあり
横浜港に超大型コンテナ船が1隻入出港するときの直接的な経済効果は、
約2億514万円(9万トンクラスで試算)にもなります。
今日は横浜の「生命線」である
横浜港を
自民新人議員で視察しました。
の2つのコンテナバースを視察しましたが
2009年の世界の港のコンテナ扱い量
1位はシンガポール
2位 上海
3位 香港
5位 プサン
6位 広州
東京は24位、われらが横浜港は36位。
TOP20に日本の港がどこも入っていません。
10年前は横浜港もトップの港とのコンテナ扱い量が2倍の差でしたが
今では10倍の差がつけられています。
右肩上がりの中国と異なり、同じような経済状況にある韓国の仁川にも抜かれました。
上位の港は、以前には「横浜港に学べ!」と視察に来てできた港です。
前のブログにも書きましたが
2004年の寺島実郎さん(テレビでおなじみ現在日本総合研究所会長)のオピニオンでも、
日本の港湾の空洞化にレッドカードを出した後、韓国と比較して、
国策としての港湾政策に問題提起していました。↓
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「気掛かりなのは「釜山トランスシップ」の増大である
太平洋を渡る物流において、釜山がハブ化しており、
特に西日本方面の物流は釜山で積み替えて太平洋を渡る形となってきている。
背景に、日本の内航船のコスト高、港湾の非効率があり、どんどん日本の港湾が空洞化しているのである。
日本の製造業の国際競争力の劣化の要因の一つには、港湾の競争力の劣化がある。
ようやく日本でも「スーパー中枢港湾の選定」という国土交通省での作業が進み、
大型コンテナヤードを装備し、アジアの主要港湾を凌ぐ港湾の育成に動き始めた
>>>
昨年8月、横浜港はそのスーパー中枢港湾、
「国際コンテナ戦略港湾」の選定を受けました。
日本の港湾政策は今が勝負の時です。
自治体でできること、国で進めること
しっかりした役割分担と
オールJAPANで取り組まないと、日本の港は後がありません。
南本牧埠頭では、今日も埋立作業が続いていました。
バースができていきます。
中国の大規模な港湾には、
悔しいですが規模で太刀打ちできません。
ただし
横浜には、地理的な好条件があります。
日本の丁寧さと緻密さ、そして安全な港湾として
世界に打って出る数少ない財産の1つ
「横浜港」を
特に内陸の都筑のみなさん、
是非振り返りましょう。
今度、大人の社会科見学企画したいと思います。