くさまです。


今日も、センター南駅スキップ広間前では


日曜恒例


ニュータウン動物愛護会主催の里親会 が開催されていました。



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3月11日の東日本大震災以後


愛護会の皆さんは


遠路、福島県まで出向き


原発避難区域(立ち入れるところまで)において


飼い主が避難などでいなくなり、


放置されてしまった犬猫を保護しています。



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今まで被災犬・猫を14頭保護し


本当の飼い主があとから追跡できるよう


ペット以外誰もいなくなっていた家にはり紙をし、


現地の保健所や役所に保護した旨を伝達した後、


都筑まで運んで、里親会を開催しています。




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福島の本当の飼い主が判明した場合


1、誠意を持って話し合いに応じること


2、要望がある場合は飼い主に返還をすること


を条件に、新しい飼い主を探しています。



先日は


はり紙を見て連絡してきた避難民の方が


無事、


都筑で保護されている猫ちゃんと対面できたようですが


避難所ではペットが飼えず


泣く泣く、愛護会にまた託され、福島に戻られたそうです。


いたたまれません。



人命が最優先されるのは勿論ですが


ペットは


ペットを持たれていた被災者の方々にとって


心の支えであり


家族の一員であり


欠かすことができません。



好き嫌いあるでしょうが


好きな方には、


まさに心配でたまらない問題です。




政策的には環境省が所管ですが


福島では400頭収容できるペットシェルターも開設されました。


ただ


様々な災害対策の中で職員が足りない中、


専属の世話係は足りているわけがなく、


ボランティアの調整もできていないそうです。



自治体によっては


災害時の動物救護に関するマニュアルを制定しています。


岩手県の場合、


各地の保健所が被災動物を保護し、


治療が必要な場合、拠点動物病院が2週間まで預かり


その後、


県と協定を結んだ動物愛護団体が飼い主や里親を探すシステムです。



今、現地では保健所が人手不足なので


愛護団体が活躍していますが、


被災動物の数が多すぎますし


岩手県内の受け手だけでは足りないのが現状です。



ペットが多い都筑区でも、人事ではありません。


避難所のペットの扱いはどうなるのか


福島のように急に避難しなければならなくなったとき


誰が保護していくのか



震災時のペット問題は政策的に優先度が低く


見逃されがちなので


今のうちに、しっかり確認しておきます。



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 南相馬から来た「ずんだ」君


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