くさまです。


今年の最後は、バシっと言います。




2010年の日本政治は「迷」の一言だったと思います。



政権交代して1年経った政府は混迷を極め


いったい何を信じて良いか分からない年でした。





大きな迷いの1つ。



2010年の日本外交は、迷いの連続でした。



米軍普天間飛行場の移設問題で迷走を極めた鳩山前政権は、



肝心の日米関係を傷つけ、



その弱点に目をつけた中国とロシアの領土攻勢で



後継の菅政権は翻弄されまくりました。




尖閣諸島を「領土問題」にされてしまい



ロシアの大統領に北方領土の大地を踏ませてしまい



北海道から20キロしか離れていない国後島には



大規模飛行場の建設を許してしまいました。



周辺国により日本の安全保障が一気に脅かされました。




迷いの2つ目は、景気対策です。



与党の1番の仕事は、



野党を突っぱねて



国策として思い切った予算編成をして



国難時代の日本産業を



「選択と集中」で牽引していくことですが




子ども手当て



高速道路無料化



高校無償化



農家の戸別保障制度



という民主党の4つの目玉政策。



「ばらまき4K」です。



ばらまきに執着している政策では、何も成長につながりません。




子ども手当ては



給付すればするほど次世代へのつけがまわり



子どもにとっては借金をもらっているようなものです。




僕の後輩の大学生には、



今年は内定先が決定せずに年を越す人が何人もいます。




雇用は「ばらまき」では生まれません。



理念なきばらまき政策は、



国民とこの国にとって迷惑を超えた政策の罪です。




3つ目は司法の迷いです。




司法の番人であり、



これまで神聖化されてきた検察が



裁判の証拠を改ざんするというとんでもない事件が起こりました。



想定した筋立てに沿って取り調べを行い、



否認する被疑者の声には耳を貸さない。



長期間の勾留や保釈をちらつかせたりして、



狙い通りの供述を取り、起訴に持ち込む。




主任検事だけでなく、



特捜部長までが逮捕された証拠改ざん事件の本質は、



これまでずっと特捜部がこのような捜査手法を続けてきたところにあると思います。




今年2月には足利事件で逮捕された菅家さんが無罪判決を得ましたが、


逮捕されてから釈放されるまでの



6000日を越える日々は二度と返ってきません。




取り調べ全面可視化や弁護人の立ち会い、



証拠の全面開示、さらには一人称形式の供述調書の見直し。



検察の信用を取り戻し、



二度と無罪の被害者を出さないためにも


この際、司法が抱える問題を徹底的に検証しなければなりません。





以上掲げた、




安全保障・国家財政・司法の3つの「迷走」は


全て国が解決しなければならない問題であり



まさにここに、国会の役割があるわけですが




この1年間の小沢さんの金の問題に振り回された


民主党内の騒動を見て



他党のこととしても


「政権交代」に少しでも期待した自分に



本当にがっかりしました。




だからこそ私は、


自民党のまったん、



横浜市のまったんの立場ではありますが




国会議員に、本来すべき国の仕事をしてもらうためにも




横浜の議員として



横浜市のこと、



都筑区のことを徹底的にやっていきたい。




国会議員には、国難に集中してもらいたいと思います。



そのためにも




「都筑のことは都筑で決める」徹底的な地方分権が必要です。



分権を徹底的に進め、



横浜・都筑の諸課題を




「立法」を通じて解決していきたいと思います。



まずはそのインフラ整備が必要です。





2011年は勝負の年です。




日本の置かれた立ち位置と



自分自身を見失うことなく



前に進んでいきます。




どうぞ皆さんには良いお年をお迎えください。