2009年の映画です。
簡単にいうと、少年の成長物語ですね。
それを“いけちゃん”という名の“母性”が見守っています。
私はこの“母性”というヤツに滅法弱いんですね。
以前、母からメールがありました。
「警察から、○○線であなたが痴漢をしたという電話がありました」
いわゆる振り込め詐欺です。
すぐに母から話を聞きますと、
ものすごく心配で不安でドキドキした。
被害に遭う人の気持ちがちょっと分かったような気がした。
と言うんです。
私、目に涙が溜まりましたね。
息子が○○線を使っていないことは知っているらしいんです。
痴漢なんかするはずがないことも分かっているらしいんです。恐らく。
それでも心配で不安でドキドキしたんですね。
理屈じゃないんだなぁと。
考えてみればそりゃそうでしょう。
“理屈”なんてものは、人がある程度まで育って、
頭で考えるようになってから生み出されたものでしょうけどね。
“母性”はそのずっと前から存在するはずです。
そうでないと人は育ちません。
“母なる大地”とか“母なる地球”なんて言葉があるそうですが、
正にそういう巨大な、全てを包み込むようなものであって、
到底“理屈”が太刀打ちできような相手じゃないのでしょう。
で、そういう代物を映画に持ち込まれたらですね、
泣くに決まっているわけですよ。
しゃくりあげるに決まっているわけです。
ですから、この映画は、
やり口が大変きたない!
でも良い!
良いものは良い!
蒼井優さんの声にやられました。
「いけちゃんとぼく」は、
☆2.5です。