この映画はブレません。
「僕は見て見ぬふりをしている人たちが許せないんだ!」
目立たないオタク高校生は、正義のヒーロー、キックアスとなり、敢然と悪に立ち向かいます。
この「悪に対して見て見ぬふりをするのか?」というテーマは、全編にわたって貫かれておりまして、
ブレません。
そんなこの映画を見て強く感じました。
ブレないことはいいことだ!
とは限りませんよ。
絶対に!
「悪に対して見て見ぬふりをするのか?」
確かに良いテーマではありますが、
「じゃあ悪ってなんなの? 正義ってなんなの?」
って話になりますよね、フツー。
現に、クロエ・モレッツ扮するヒロイン、ヒットガールは、いわゆる「正義」ではない描かれ方をしているわけですから、
主人公はブレなければいけなかったでしょう。
葛藤しなければいけなかったでしょう。
ちらっと葛藤を予感させるようなセリフも出てくるんですが、
結局消化不良。
続編「キック・アス・ジャスティス・フォーエバー」ってのも過日公開されていたようですので、
そちらで消化されていることを祈るばかりですが…
やはりこの第一作の中でやっておくべきだったでしょう。
だってそうでなければ、
残虐シーンの説明がつかないですから。
まさか、
B級テイスト狙っただけです。
なんて言わせませんよ。
やるべきことをやっていない映画なので、
☆1.5
偉そうにすいませんでした。