この記事はヤマシャクヤク(山芍薬)だけの内容で長文ですから、興味の無い方は構わずスルーして下さいね。
徳島産の紅花山芍薬が、咲きそうなのに咲けないところが、先日の高知産に良く似ています。
それでも実を残してくれれば嬉しいですが、雌シベが有るのかも分からないので期待はできません。
話が逸れますが山芍薬だけでなくアケビも同じ様に、指を広げたように出来た実が、色づきながら熟して開くのを見るのが楽しみで、数年前まで庭にも植えてありました。
妻は開いたり開く直前の熟した実を採って、下校中の小学生たちに無理矢理持たせていましたけど、今の子は食べ方も分からないのにね(笑)
話を少し戻しまして、この株は「葉は2回3出複葉」と言われる山芍薬の特徴の見本の様に綺麗です。
ところで、木曽にも山芍薬が有るのだろうかと、昭和60(1985)年に信濃毎日新聞社が発行した「木曽の植物」を開いてみました。
すると「ヤマシャクヤク」も「ベニバナヤマシャクヤク」も載っていました。
但し今はどちらも「ボタン科」に分類されていますが、この本では変更される前の「キンポウゲ科」になっています。
また木曽に有るのは、山芍薬は葉の裏に毛が有る「ケヤマシャクヤク」が普通で、紅花山芍薬は葉の裏に毛がない「ケナシベニバナヤマシャクヤク」が普通とのことです。
更に花の白い紅花山芍薬も有って、新品種の「ケナシシロシャクヤク」としたと書かれています。
改めて検索すると、京都では白い花の紅花山芍薬が多くて「シロバナベニバナヤマシャクヤク」と呼ばれているようです。
我が家に有るのは、高知産は出品者から「毛なしです」と言われていて、鳥取産だけは葉の裏を先端から逆撫でるようにするとザラザラした感触が有りますが、毛が有るのとは違うと思います。
昨夜は「毛」の画像が見つかりましたから確かめてみますが、育てる上では葉の裏にまで拘るつもりは有りませんけどね(笑)
独り善がりの記事にお付き合い下さり有り難うございました。