一昨年から、StSqの動画を自分のPCのローカルにためてってるんですが。

今あるのが

①北京個人戦24位以内
➁さいたまワールド24位以内
③モントリオールワールド24位以内

で、全部に当てはまる男子選手が6人います。

各人の直近3季のStSqをおさらいして、ジャッジに一番ウケたのはどれかを考える企画です。

例によって★を見ます。

★・・・9人のジャッジがつけたGOEを、最高/最低点カットなしでそのまま足し上げた数字。45点満点。その要素がどれくらいジャッジにウケたかを示す指標。←私が勝手にきめた^q^



ここで、モントリオールワールドのラトデニのFSの話をもう一度・・・

StSq(BV+GOE)は10位でしたが、StSq★は5位、FS PCSは6位でした。

レベルを落とした(=テクニカルにダメ!と言われた)StSqでも、ジャッジにウケていれば、PCSに好影響がありそうです。StSqは4取ってナンボとはいえ、★にも注目したいと私は思ってるです。



本題へ行く前に、一応、ルール変更履歴を確認しましょう。

●一昨季→昨季
クラスターにリピート縛りが入った
GOEプラス要件の「全身の優れた関わりとコントロール」が削除され、「氷面を十分にカバーしている,あるいは,パターンが興味深い」が追加

●昨季→今季
GOEプラス要件の「創造的および/またはオリジナリティがある」が削除され、「フリー・フットの変化など身体の動きが創造的」が追加


青字、たぶん合ってると思うんですけど。違ってたらすいません。

ジャッジは、北京個人・モントリオールワールド 両方やった人が2人いました。



さてさて・・・

 

 

 

  Adam SIAO HIM FA

全体的に右肩上がりですが、3試合とも★が SP>FS です。2年前評判の良かったスターウォーズとダフパン・・・今見返すと、昨季今季のぶっ飛び具合が分かるかもしれません。

 

 

 

 

 

  Lukas BRITSCHGI

こちらも右肩上がりです。最近の出世ぶりを見ると、北京で23位だったのが信じられない・・・

 

 

 

  Junhwan CHA

去年もアレ?って思ったんですが、意外とMJが不評です。詰まったとかよろけたとかも特になかったような・・・MJをスケアメでやった時は★37でした※ジャッジは全員さいたまとは違う人

モントリオールFSはだいぶ厳しい展開でしたが、それでも例年通り★を取り、レベルも落とさなかったのはさすがです。

 

 

 

  Deniss VASILJEVS

以前の記事で書いたように、ハレルヤの不評は1か所よろけたせいだと思います。ユーロでは★34でした。

北京SPの2曲目はもののけ姫でしたが、去年↓を見てたら

久石譲が好きな曲としてEnglishman in New Yorkを挙げてました。不思議な縁ですね。

今季はワールドでライオンキングをお披露目するという、レアなことをやりました。今季のスケアメ・NHK杯・ユーロ・ワールドを見ていくと、FS★もFS PCSもワールドが最高でした。StSq3による失点は、PCSの上昇分とChSqのGOE増で十分補えています。TSSもまあまあ出たし、プロ変成功ってことでしょう。
 

 

 

  Jason BROWN

シナーマン大好き人間の私としてはそれ見たことかって感じですが・・・まあちょっと、いくつか検討すべきことがありますね。

オリンピックインフレーションなるものが本当に存在するなら、北京個人戦SPで最終滑走だったことは、多少プラスに働いたかもしれません。

そして、アディオスの不評っぷりよ。北京でもさいたまでも+4+5がズラっと並んだのに、アディオスは+3が2つ。アディオスに+3を押したジャッジのうちの一人は、北京でシナーマンに+5を押しています。

「不評の原因これか??」って思い当たるものがなくもないけど・・・素人ゆえ詳細は控えます。

見果てぬ夢は、比較動画を作ってみたところ、実施してる内容はほぼ同じながら、モントリオールのほうは全体的に巻きで進行してました。でも・・・ガチ勢以外は気づかないレベルだと思うなぁ。ちなみにさいたまはStSq3でした。

さいたまでもモントリオールでもFS PCSは1位だったので、モントリオールのPCSはやや控えめだったのかも?

 

 

 

  Shoma UNO

 

約1年前、↓の中で・・・

さーせん、有料配信だったのに中身書いちゃいますが^q^

「平昌の頃からPCSがほぼ変わってない」という町田先生の指摘があったので、平昌個人→2019さいたまワールド→2021ストックホルムワールド、さらに、2022モンペリエワールド(SPもFSもPCS公認PB)を載せました。平昌はGOEが+3までだったので、★なしです。
 

北京シーズンの戦績を見ていくと、GPSではぽつぽつ程度だったStSqの+5が、北京個人戦で一気に増えます。ざーーーっくりで言うと、昨季まで★は増加傾向にあったようです。

北京と2023さいたまでは+4+5がズラっと並んでいたのが、モントリオールでは+3がSPFSで一人ずつおり、それが★減少の一因でしょう。※+3は最低点でカットされてます

・・・まあ、アレですよ。

PCS47/95とか、★44とか、天井が見えてる状態なわけです。

過去の記録を見ると、主要国際大会でFS PCSが96以上出たのは

↑この14件で、18-19シーズン以降は4件のみ。

これだと、「明らかに前季より良いもの」を用意しても、数字がついてこないんじゃないか的な・・・

今のルールは、建前上「その場限りの絶対評価」であり、「その選手の前季と比べて良いか悪いか」っていう見方をしないんですけど。天井が見えてる状態になってる選手も、数人しかいないんですけど。

なんか・・・選手のモチベという意味では、あまり良い状況じゃない気がしますね。
 

 

 

 

 

 

最後に・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆スーパー流れ弾タイム☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  Sota YAMAMOTO

直近3季のGPS・チャンピオンシップを並べました。

見ての通り、これまでに挙げた6選手と比べて★が低いです。しかもここに載せた中だと、StSq4は2回だけorz

エクソは★高めに見えますが、ChSqの★と並べるとこうなります↓

NHK杯ラフのChSqは、Eu3Sを7本目に残しちゃってカオス化したやつです。ワールドラフがChSq公認PBとはね・・・エクソのChSq、全日本前に改変入れるまでGOE出てませんでした。全日本エクソのChSqは★28でした。

4CCでは★合計56まで行ったけど、モントリオールワールド上位の★合計と比べると・・・
 

 

※エイモズ・リッツォ不在 さいたまワールドでの★合計は、エイモズ69、リッツォ67だった

う~~~~むって感じです。



・・・今回、表を作ってみたら、カメレオンがうまくいかなかったのが、数字でしっかり見えちゃいましたね ('A`)

大丈夫、来季SPは当てればデカいから!!!!

・・・って、去年カメレオンの曲を初めて聞いた時もそう思ったんだよなぁ。たのむよほんとおおおおおお