いい歳になって。
時間がとても早く感じるようになり
1日がとても早く感じて
あっという間に1年が終わる。
そんな日々が何年も続いていたはず
なのに
今は違って
こんなに長いと感じてしまう。
もう…じゃなくて
まだ…と感じてしまうのです。
何も変わらない毎日だけど
どことなく色が変わって
過去の世界を覗くばかりの自分が
少し滑稽で笑えてくる。
便利になった世の中は
過去の世界へ簡単に誘ってくれます。
指先一つで過去の世界へ。
そこで私は笑顔を取り戻します。
現実の世界では…まだ会えないから
だから
信じて待つしかない。
過去の世界で夢をみながら
ひたすら待つしかないのです。
まだ…
まだ…
1日がとても長い…と
感じることがなくなる日が
必ずくると信じてる。
滑稽な自分を笑いながら。