オレのあかし 7【ムネのあかし番外編】 | 嵐ちゃん大好き~妄想物語! くるとんのブログ

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基本、潤担ですがメンバーみんな大好き!
下手くそながらお話作っとります(o^-^o)
潤くん絡みのお話達…

翔潤
末ズ
じいまご
モデルズ

お暇なら是非覗いてみてね



明日…退院する


ずっとお世話になったこの病院
本当の自宅よりずっとここにいた


お姉ちゃん、おうちに帰れるよ
一緒に帰ろうね



「潤、また…会える?」
「斗真…?」

「俺さ、潤とは歳も同じだし、それに何かさ」
「ん?」

「波長が合うっていうか…このままさよならはしたくないって思って…」
「ふふ。ありがと、嬉しい」



1週間だけの入院だったけど
初めての大部屋で戸惑ったけど
助けてくれたのは…彼だった


斗真と…僕は仲良くなれた
友達…ってこんな感じなのかな


僕、これからも斗真とは繋がっていきたい



「潤は携帯ないの?」
「うん。必要なかったから」

「買いなよ。そしたら連絡取り合えるだろ?」
「…そうだね」



退院したら母さんに買ってもらおう
そしたら斗真だけじゃなく
翔くんと連絡が取りやすくなる!!



「斗真、必ず元気になってね!そして一緒に遊ぼうよ、病院じゃない場所で!!」



二人でがっちり握手をした
涙目の斗真を見てると胸が熱くなってきて
僕も涙が…



「潤、泣くなって!」
「斗真だって…」

「お別れじゃないんだぞ!携帯買ったらすぐに会いにきてな、連絡先交換するから!!」
「うん!」



斗真に頭をわしゃわしゃにされて
その手は暖かくて
僕は目を瞑って斗真の手の感触を感じていた




「えっ、何ですか!?」



ん?
何が?



「櫻井先生、離してください!!」



目をパチッと開く
翔くん…?!

翔くんが斗真の腕をがっちり掴んで笑ってる



「あまり潤くんに触れるなよ、一応病人なんだぞ?!」
「触れるなって…、頭を触っただけです」

「手にも触ったろ?見てたぞ?!」
「握手しちゃダメですか?!」

「何でそんなに触りたいの?」
「え…?」

「スキンシップが過ぎるのはよくないな、
君が今しなきゃならない事は他にあるだろ?」
「先生には関係なくないですか?」

「関係あるよ!俺は潤くんの主治医だから」
「はっ?意味わかんないんですけど?!」



翔くん…?
斗真が困ってるよ

せっかくの友達なのに…



「潤くん、携帯がどうとか…何の話?」
「…携帯ないから、退院したら買おうかなって」

「買ってどうするの?」
「どうって…斗真と連絡先を交換…」


「とりあえずこっちにきなさい。生田くんも早く病室に戻りなさい」



笑顔を見せてるけど
笑えてないよ?

翔くん…何だか怖い



「痛いっ、翔くん、痛いよ!引っ張らないで!!」
「痛いはずないよ。生田くんより優しく握ってるはずだからな」

「…あれは握手でしょ?僕は斗真と友達になりたいんだ!」
「看護学校の次は友達か、忙しいな潤は…」



翔くんは僕のする事が気にいらないの?
何で?
外の世界に目を向けるように勧めたのは
翔くんだよ?!



「明日、退院したらゆっくり休めよ!次の日は朝早いからな!」
「次の日…?」

「忘れたのか?俺の実家に行くんだよ?!」
「えっ、そんなに早く?次の日?!」

「だって潤は学校の準備とか忙しくなるんだろ?だから」
「父さんと母さんに聞いてみないと…」


「大丈夫。了承してもらってる!」



いつの間に?
翔くんはいつの間にそんな事…
僕の知らないとこで色んな事が起きてる

何だかちょっと…怖い



「2泊するからな、家に迎えに行くから」
「うん」

「特に何も準備しなくていいぞ。大抵の物は揃ってるからさ」
「わかった」



翔くんの実家に泊まらせてもらう
初めて会うご両親
ましてや…僕の移植のお金を準備してくれた方

初対面なのに…泊まらせてもらうなんて
失礼なんじゃないのかな…


だけど…


これ以上、翔くんを刺激したくないから
静かにしてよう



「楽しみだな」
「うん」

「庭にデカイ桜の木があるぞ!多分綺麗な花を咲かせてるはずだよ」
「ホントに?!」



桜の木
櫻は僕と翔くんに何かと縁がある

すごく見たいよ!!



「写真撮ろうな!」
「うん!!」



テンションが上がってきた
めちゃくちゃ楽しみになってきたよ!



せっかくだから
楽しい旅行になりますように
翔くんと僕の大切な日になりますように