映画「ジャスティス・リーグ」観てきた。

DCEU?DCFU?がスタートした時はノーランとトーマス・タルが良心だと思ったのに先行き不安なまま二人は抜け、ザックとゴイヤーが仕切っていくのかと思ったら気付いたらゴイヤーいなくなってるし、不幸があって一時的とはいえザックも抜けてしまい、ヒーロー結集に向けて裏がどんどん散ってて心配だった本作。

……まあまあ面白かった。

まあまあ面白かったけど……BvSもだったけど、この題材はまあまあじゃ駄目なんだ。
だってバットマンとスーパーマンが競演するんだから、それはもう超傑作じゃないと。

前半のスカウトパートはテンポ良く進んでって良いなーと思ったけど、だんだんテンポが良いっていうより、なんかアッサリしすぎてる?と。

ザック・スナイダーからジョス・ウェドンに引き継がれて上映時間が190分から120分になったと聞いたときは、ジョス良くやったと思ったけども、いざ本編見たら190分こってり版が見たくなった。

とくにアッサリしすぎと思ったのは、スーパーマンの復活。
みんな復活するだろうって思ってたけど、だからって簡単に済ましていいってことじゃない。
BvSであんなにスーパーマンを神として描いてて、それが復活するんだから、もっと神々しくしないと。
せっかく復活したのに世界からの反応も描かれないし……。

バットマンはヤバい奴感が物足らんかった。
まあ常人であんだけ特攻するんだから充分ヤバくはあるんだけど、もっとギリギリ感というかなんというか。

ワンダーウーマンは……強かった。ジャスリーの姫。

新キャラ三人はフラッシュが良いキャラしてた。能力的にも性格的にも。

サイボーグは自分の身体を受け入れる過程があったからかろうじてキャラがあったけど、

アクアマンはキャラ薄かった。
ワイルドな存在感をバリバリ放ってるのにキャラ薄い。
海があれば目立つのかなと思うけど、ボックス死守戦で即負け、トンネルに流れ込んできた水を防ぐので結構いっぱいいっぱいそうだったのを見ると……。

アッサリ&アッサリで話が進んで、せめてクライマックスで燃えられれば良かったんだけど……燃えられなかった。
とにかく敵が弱い。
スーパーマンいない時点でまあまあ戦えてて、そこにスーパーマン現れたら、もう小学生の喧嘩に中学生のお兄ちゃんが出てきたようにしか……。
あとは、これぞザック・スナイダーっていう圧倒的なビジュアルがなかったのも燃えられなかった原因か。

第二班監督を務めた人は、第二班監督となるとザック周りしかやってないけど、ボーン・スプレマシー/アルティメイタムの格闘シーンとか、ダン・ブラッドリーの映画とか、おれの好きな作品にもいくつか携わってて信頼していい人だった。
ただここまでキャラが超人だとどうしても見せ方が限られるね。

マーベルのMCUは年間で3~4作やって攻めの姿勢なのに、DCFUの次回作は一年空けてからアクアマンの単独作。
大丈夫か?