映画「ジェイソン・ボーン」を観てきた。
シリーズのファンだったけど、これはいまいち。
過去作とやってることは変わらず、目新しいものはなかった。
むしろ大味になって劣化してた。

シリーズ2作目「ボーン・スプレマシー」は、おれの好きな洋画第3位に位置する映画。
初めて観た時は、それまでに見たことのないアクションシーン満載で興奮しまくった。
スプレマシーではとくにカーチェイスがすごい。
そしてカール・アーバンがイケメン。

3作目「ボーン・アルティメイタム」は、ニッキーを追う暗殺者を追う、エクストリーム鬼ごっこが素晴らしすぎた。
建物を飛び移るボーンに続いてカメラも飛ぶのは、以降のアクション映画でよく見るようになった。
ちなみに2作目でたっぷりカーチェイスしたから、3作目では控えめにしてるのも良い。

この2作は、それ以降のアクション映画を変えた。
そんな素晴らしいシリーズだったから、最新作ではどんなアクションが見られるのか期待しまくってた。
しかし「ジェイソン・ボーン」に新しいアクションは全然なかった。
過去作で見たことのあるものばっか。
昔最前線だったジェイソン・ボーンは、数年経った今も同じ場所にいた。
車on車がちょっと面白かったくらいで、それ以外は明日には、というかもうすでに覚えていない。
ダン・ブラッドリーのおかげか、まだボーン・レガシーのほうがアクションシーンをいくつか思い出せる。

シリーズのエンディングテーマ「エクストリーム・ウェイズ」がどんな風に入ってくるのかも楽しみにしてた。
3作目の入り方は完璧すぎて、何度見てもニヤッとする。
でも「ジェイソン・ボーン」では微妙な入り方で、レガシーの時と同じガッカリを味わった。

「ジェイソン・ボーン」行くにあたりシリーズを復習して、ついでに監督つながりでキャプテン・フィリップスも見た。
準備万端だ!と映画館へ行ったが、本編前の予告が終わって場内が一瞬まっくらになった瞬間に大変な準備不足に気付いた。
「ヤバい、眠い」
映画途中で一瞬眠ってたかもしれない。

睡眠、大事。