失ったものは

 

かけがえのないものだった

 

 

なくなってしまったら

 

生きていけないほどの

 

大切なもの

 

 

他人から見れば

 

そんなもの

 

 

でも 僕には たったひとつの宝物

 

 

キラキラ光って

 

僕を暗闇から 救ってくれる

 

内から出てくるエネルギー

 

 

その源のような人だった

 

 

失ったとたん

 

僕は不安に襲われ

 

立っていられない程の孤独を味わった

 

 

取り戻そうと 躍起になってみたけど

 

そうすればするほど

 

するすると 遠くへ逃げて行った

 

 

人の気持ちはわからない

 

どんなに言葉を尽くしても

 

僕の想いは伝わらない

 

 

そう気づいたとき

 

僕はすべてをあきらめた

 

 

 

大切なものは戻らない

 

もう 二度と

 

 

そう腹を括ったら

 

いっそ 清々しいほど すっきりした

 

 

暗闇なんて知らない

 

孤独なんて最高だ

 

 

僕は一人で明るい方へ

 

進んでいける

 

 

自分の中に光を灯して