ぼんと兄は、おさななじみだ。
ネットゲームで知り合ったなんて言ったけど、ちがう。
ネットゲームで知り合ったのは、
しいていえば、
兄たちのモデルになった、とあるヲタクな男女のかたたちだ。
なにを言ってるかわからねえと思うが(ry
とにかく、兄たちはおさななじみだ。
ちなみに、ぼんのやつを「ねえさん」と呼んだのは、わたしだ。
それから兄もそう呼ぶようになった。
そう。わたしも、やつ、ぼんとおさななじみ。
むしろ、、
この際、言ってしまおう。
わたしは、ぼんが好きだ。もちろん、性的な意味で。
ねえさんが好きだ。性的な意味で。
そう、わたしは、たしかに、兄とイチャコラするぼんが憎い。
だがそれは、好きな兄の恋人になりそうだからもあるけど、
なにより、
大好きだったねえさん、
ぼんのやつが、いつしか、
わたしより兄に傾倒していったからだ。
いや、最初からべつにわたしにかまってくれてたってわけでもないけど。
おさななじみはやっかいだ。
蓄積された、空気のようなのに、かつ
なによりもたしかなキズナのようなものができあがる。
わたしの複雑な想いも、おさななじみという属性によるものが大きい。
わたしは、ある意味兄ともおさななじみであるし、
なにより、困ったことに、あのにっくき、でも誰より愛しい、
ぼん、
ううん、ねえさん。
わたしの、わたしだけのものだった(すくなくともわたしのなかでは。)
ねえさん。
わたしのねえさん。
そう、わたしは
兄と仲良くなるぼんに嫉妬を感じつつ、
ねえさんと仲良くなる兄にも嫉妬していた。
ダブルな快感。
なんだかややこしいだろうか。
どちらもだいすきなふたり。
どちらもわたしのおさななじみ。
さんかくかんけい。
でもほんとうは、まあるい円だった。
おさななじみという、まあるい円。
この平和できれいな純粋な、まあるい円がぐにゃりとゆがみだしたのは
いつからだろう。
それともわたしがゆがませたのか。
でも、いまでもわたしは、いつでも戻すこともできそうな、このいびつな円、とも言い難くなってしまった
おさななじみ
というまあるい、まあるくないなにかを、愛しんでいる。
世にある最強属性のひとつ、おさななじみ。
わたしは今日も、このいびつで、かつ、とてもきれいな属性を、ひそかに楽しんでいる。
(だれかわたしと、おさななじみになってくれないかな。)