今、想い出すと色々な事が蘇ります。
今となっては、長いようで短い入院生活
そして、辛くて悲しい闘病生活。
彼女が旅立ってから、もうすぐ2年。
今でも一人になると感情が溢れ
自然に出ている涙。
取返しがつかない時間の流れを
痛感すると共に 自分の親として
本当に情けなく、頼りなく、力及ばない
小さな存在なんだと。
最近は、何か想い出す度に
「ゴメンね、ごめんね」と謝っています。
いつか、来望に再開出来た時に
沢山、謝ってあげたい。
そして、ずっと笑顔で一緒に居たい。
そんな時の為に、謝るべき事を
まとめて置きたいと思います。
自分の気持ちを整理する為にも。
来望を想い出す時に最初に思うのは
「来望の最後の言葉。」
彼女と初めて、この世で出会ってから
どれだけの言葉を聞き、話をしたか
そんな彼女の私が聞いた最後の言葉を想い出すと
来望が旅立つ前日が私がお泊りだった日に聞いた
「あ゛あ゛・・・」でした。
多分、夜だったと思います。
何を言いたかったのか?
何を言ったのか?
でも、その時は何も考えず
何も返事をしてやらず、やり過ごしました。
そして
夜中の2時ぐらいだったと思います。
前日から急に、意識も遠くなってきていて
言葉もちゃんと話せなくなってきて
そんな中、来望のおむつを交換してあげる時
来望が少し、腰を浮かせてくれたんです。
おむつが交換しやすいように。
そんな時に私は今後の不安や来望の状況に
耐えきれなくなったのでしょう
何を思ったのか、
「来望~おむつの時は頑張って言ってや!
でないと、いつ替えるか解らないやん~」
「わかったぁ~?」
と彼女に話し掛けると、返事はありませんでした。
話ができない来望に、そんな事を言ったんです。
最低ですね・・・
もしかしたら、
「あ゛あ゛・・・」っていうのは、
「お父さん、ゴメンネ」って
謝っていたのかも・・・
「お父さん、怖いよ」って
耐えていたのかも・・
そんな来望の気持ちも考えず
私はなんていう親でしょうか。
本当に最低です。
けど、もう謝る事すら出来ないんですよ
なんで?
本当にゴメン
来望、ゴメンね。
なんど謝っても謝り切れないんです。
俺がソッチにいったら、思いっきり怒ってな
そして、なんて言いたかったのか
教えてください。