小児がんの治療費 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

単なる愚痴ですので、医療関係の方や

聞きたく無い方は見ない方が良いと思います。

 

 

各都道府県によって変わってきますが

小児慢性疾患の子供には

治療には格安で受けれます。

 

恥ずかしながら、そんな制度があるとは

知るよしも無かったです。

京都市では中学を卒業するまでは

この制度を利用する事ができますし

 

その後も、補助があったりと

治療費に関して親が心配することなく

子供達と接することができる

素晴らしい制度だと思います。

 

そんな中、毎月 手渡される明細書。

中身を見てみると、

数百万円の記載があります。

1か月ですから。

 

特に来望の場合、

毎日、鎮痛の薬や、

特別な抗がん剤など

高価な薬を使っているだけに

仕方がないんでしょう。

 

でもね・・・

 

毎日、夕方になると集まる

製薬会社や医療器具メーカーの

背広を着た人たちが

 

姿を見せた医師を捕まえては

聞いているのか聞いたないのか

解らないような医師達に必死で

説明している姿をみると、

 

「もしかしたら・・・」

 

という想いがよぎってしまいます。

 

その想いというのが

 

「本当は治せる薬があるのに

製薬会社の儲けの為に作ってない?

作らない?」

 

んじゃないのか?という疑念。

 

考えてみてください。

何かの漫画のように、豆を一粒飲めば

元気になるような飲み物があれば

皆元気ですし、薬をつくる必要がなくなる

そして、医者の必要性もなくなるんです。

 

ということは、医師や製薬会社など

医療に従事する人達が必要でなくなる。

要するに

 

失業するんです。

 

会社にしてみたら、儲からなくなる。

のでは、大変ですから。

だから治せる技術や知識があるのに

完全には治らないような薬を

作り続けているんじゃないの?

 

という勝手なこちらの歪んだ想い。

 

本当に真面目に頑張っている医師や

医療関係の方々には申し訳ないのですが

この時は特に来望の状態を長く見続けていて

逃避の意味でこんな事を考えていたんだと。

 

いつも接する優しい看護師さん達。

寝ずに、呼べばいつでも駆けつけてくれる

看護師さんや宿直の先生など、

感謝でしかないです。

 

ただ、

追い詰められた私達、患者側は

そんな事でしか納得できない状況も

あるという事も事実なんだと。

 

それをお伝えしたい記事とします。