まずSTAP細胞の有無について。
記者会見のあと、本当にSTAP細胞ができているなら、「ちょっとしたコツ」や「再現実験に成功した人」を発表できるはずだという批判を多く見かけましたが、あれ逆の可能性もあると思うんですよね。
STAP細胞が偽物だったから証拠を出せないではなく、STAP細胞が本物だから証拠が出せない。
再現実験に成功した人や実験を成功させるちょっとしたコツなるものをああいう場で公表したとしたら、当然それらは記事となり一気に拡散していきます。
もしSTAP細胞の技術がそれにより実用化レベルまであがるのだとしたら、当然莫大な金額のマネーを生み出すことになるわけです。
そうなってくると当然競争が高まり、小保方さんの研究チームよりずっと大きく予算も使える国外の研究室なんかが後追いで研究をして、小保方さんたちを抜く可能性も大いにある。
結局見つけたけれど実用化レベルにする部分で先を越されて、そうした先行者利益を取れなくなる可能性も多いにあるわけです。
だから小保方さんは記者会見で執拗に証拠を迫られても、それを出さなかったんじゃないかとも考えられます。
もちろん本当言うと、僕も小保方さんの研究でSTAP細胞ができていなかったのではないかと思っています。
でも、あくまでもう一方の可能性もゼロではない。
複数の可能性があるなら、客観的に検証すべきです。
記者会見のときの感じをみていたら、どうしても小保方さんの嘘あり気な報道に思えて仕方がありませんでした。
世論の捉え方も同様です。
だからこそ、時間が経ってあまり触れられなくなった今あえて小保方さんについて触れて見ました。
他にもいろいろと小保方さん問題についてはいろいろ思うところがあるので、また気が向いた時に、うす~く批評してみたいと思います(笑)