一言で参考書といいましたが、書店の参考書コーナーには「問題集」と「参考書」の二つが並んでいます。
あまりその区別を意識する人は多くないかもしれませんがとっても重要なことなので少し書かせてください。
二つの区別は以下のようになります。
参考書・・・知識が整理されていて、問題は(あまり)付いていない。科目全体の理解中心。
例)マドンナ古文、縦から読む世界史
問題集・・・問題とその解説が中心。解き方などのテクニック重視。
例)名門の森、プラチカ
まとめると、
参考書→インプット
問題集→アウトプット
ということになります。
よく参考書と問題集のいずれかの身を購入して満足している人がいますが、この二つは目的が全く違うのでその点だけは気にかけておいてください。
たとえば受験勉強をスタートさせたばかりの時期にいきなり問題集をやり始めてもあまり効果が期待できません。
まだ頭の中に知識が入ってないから。
逆に入試間近になっていきなり参考書を始めても無駄。
蓄えた知識の使い方が練習できないから。
受験勉強の成果が思うように出ないという学生さんの多くは、この二つの区切りがあいまいになっている場合があるので気を付けてください。
大まかな流れとしては、まず「参考書」を使って知識を整理する、その後「問題集」を用いてその知識を実際に使ってみるという形になります。
繰り返しますが順番を間違えて使うと十分な成果が得られませんので気を付けてください。
(時間もお金もかけて成果出なかったら悔しいじゃないですか!!)
さて参考書の区分と大まかな使い方の説明は以上。
次回は実際に参考書を使った勉強の進め方を説明していきます。
よろしければお願いします