こんにちは✨
今日から3月ですね。早いものです。
私のおやすみ期間も最終月となりました。(パフォーマンスをおやすみ、慈しみM性感はリクエスト出勤のみとさせて頂いております。)
なぜおやすみしているかというと、自律神経の失調で思うように身体が動かなくなってきてしまったためです。
私自身も、神経が疲れてしまうと、こんなにも身体に影響があるのだと、初めて知りました。
1月後半から、ゆるい生活スタイルをとることで、徐々に回復してきており、調子の良い日は体幹や腹筋に力を入れられるようになってきました。
(神経が血流などに影響→身体が固くなる→コアに力が入れづらくなる…ということかなと!もっと回復してきたら、経過も含め、身体の変化やわかったことなどまとめてみたいです。)
こんな現状ですが、やすみをとって回復してきていることと、応援してくださる皆さまのおかげさまで、日々を楽しく過ごしています。

そもそも、なぜこのようなことが起こってしまったのか…不調が始まったのは、2022年の6月ごろ。
特にこれだ!という理由は見当たらず、色々な科の病院も受診しましたが異常は見つからず、結局は自律神経だったわけですが。
強いて言うとすれば、ロシアのウクライナ侵攻が私にとってショックだったのではないかなあと。
そういった大きなニュースにならずとも、世界のどこかでは紛争などが常に起きていて、またさらに、一番辛い思いをしているのは、そういった戦争に巻き込まれた当事者の方々だというのはもちろんのことなのですが…
毎日、少しずつでも、そういったニュースが飛び込んでくることで、侵攻が始まって約3ヶ月、身体がストレスに耐えきれなくなってきてしまったのかも知れません。

…という見当が付くまでは、ずっと理由がわからなくて、暗中模索という感じでした。
身体を使うお仕事なのに、身体が言うことを聞かなくなってしまって、ピリピリしちゃってた時期もあったと思います💦
今では、やすみやすみやればいいや!と、気持ちが軽くなりましたが、私がそんな試行錯誤をしているうちに、ハマスのテロ行為をきっかけに、ガザ地区の人々に対しイスラエルによる非人道的な攻撃が開始されてしまいました。
正直、そのニュースが入ってきた頃の私はとっても余裕がなくて(上に書いた、もっともピリピリした状況でした💦)、しばらくしてそのことに関するニュースを一切遮断しました。
とてもじゃないけど、抱えきれなかったからです。
それでも、起きていることの事実が重くのしかかって、なかなか眠れない日もありました。
神経の回復には睡眠が重要なのに、なんだよー。と思うときも正直ありました。



それからしばらく、私は個展準備や個展会期中をバタバタと過ごしました。
とても楽しかった!Artbar星男にご来店くださった皆さま、写真集ご購入くださった皆さま、誠にありがとうございました。
バタバタしている間も心にゆとりはありませんでしたが、今パレスチナで起きている問題は気がかりで、日本でもアクションを起こしている人を見て、情報を少しずつ入れたりしながら、それでも自分は今は何もできない…というモヤモヤを溜め込んでいました。

個展の会期が終了し、現在は少し時間に余裕もあるということもあり、少しずつ、中東問題について調べたりしながら、今はとにかく、ガザ地区の民間人の命が奪われまくる状況がなくなればいいと思い、署名をしたり、デモに参加したり、自分にできることをやっていこうと考えております。



大学の先輩であるイラストレーターの寺本愛さんの「FREE PALESTINE」ステッカーを、Artbar星男で私が立っているとき(日曜日のバータイム)に販売しています。

売上は全額パレスチナ支援として寄付させて頂きます。

もし良かったら。


SNSでこういったことや、「署名しました」「デモ参加しました」「抗議メールを送りました」などシェアすると、当然ビックリされてしまう…のもわかるのですが、私はこの状況について上に書いたように、何もしなくても、何かしていても辛いのです。

だったら、何もしない状況よりは幾分かマシなんじゃないかと、できるときに、できることをやっていきます。


ただ、私がこのような経緯を辿ってきたように、忙しいとき、余裕がないとき、なかなか何が起こっているかを調べるのも億劫だったり、不幸なニュースを受け付けないというのは誰にでもあります。

私も実際にそうです。

そういった話題を生活する上でノイズのように感じてしまうことも、心の反応としてあります。

なので、私の思いとしては、まずそれぞれの心を守って欲しいです。

私もSNSで自分の行動をシェアはしますが、悲惨な状況の写真や動画などのシェアは控え、乱暴な言葉や、他人を責めることはしたくないと、個人的には思っています。

(だからと言って、そういった状況をシェアしている方を責める意図はまったくないです🙏)


…と、前置きが大変長くなってしまったのですが、4年前、私が活動3周年のときに発行いたしました写真集『ぜいたくな時間』の最後に掲載したエッセイ全文をこちらに載せます。

写真集をご購入くださった皆さま、あらためて本当にありがとうございました!

完売からしばらく経っていることもあり、こちらに載せさせて頂きます🙏


文中で名言してはいないのですが、私が13歳の夏(の終わり)に起こったできごとはアメリカでの9.11同時多発テロ事件です。

どの国の人も、私たちも、なるべく平和に、穏やかに過ごせることを願っています。


以下写真集掲載のエッセイです。


13歳の夏だったかな。何があった訳ではないのだけれど、私は平和について考えていた。そして「世界から争いが無くなることはない」ということに気がついて、ぼろぼろ泣き出してしまった。
それまでは割と本気で、世界平和というものがいつかは訪れると信じていたし、自分が生きているうちには無理でも、子どもの世代、孫の世代と進むにつれて、争いは無くなっていくと思っていた。

でも「そんなこと無いんだろうな」と、13歳の私は居間で流れるテレビニュースを横目に、絶望してしまった。

仮に、世界から「戦争」と名のつく争いが無くなったとしても、人間どうしが地球という同じスペースで生活している限り、いさかいやトラブルは無くならないだろう。
そして、バチバチ睨み合うような関係だけではなくて、世界のそこかしこに「戦争」と名のつかない悲劇は起こり続けるだろう。

いじめだったり、病だったり、孤独だったり、小さな差別だったり。

そこでは弱い立場の人間が、声を誰かに届かせることなく消えていくこともあるだろう。

私は過去、紛れもなく弱い立場の人間だったし、今だってきっと弱い立場の人間だ。それでも生きて行かなきゃいけない。なぜなら、この世に生を受けたから。
生きて行くのであれば、辛く苦しい思いばかりではなくて、なるべく楽に生きたい。息がしやすい世界を生きていたい。

私が三年間続けたこの活動は、世界にとっては取るに足らなくて、及ぼした影響なんて計測することも出来ないようなものだろう。それでも、私の呼吸は確実に楽になってきている。少しでも続けた結果かも知れないし、色々な人が蝶のようにはばたいて、停滞した空気をかき混ぜてきたお陰かも知れない。すべては影響し合っていると感じるから、想像を巡らせて感謝していたい。
そう考えると、坊主ストリッパーのはばたきが誰かの呼吸を楽にすることもあるのだろうか。
そんな欲張った考えがちらつく。

*    *    *

「世界から争いが無くなることはない」のかも知れないけれど、私は私の平和を作ることに必死になって、この三年間を走ってきました。走りながら、見落としてしまったもの、変わってきてしまったものもあると思います。これを読んでくれている貴方と、長く並走できたら良いのですが、お互いに軌道が変わってしまうこともあるでしょう。
それでも私は、自分のペースで、ずっと走っていくと思います。またタイミングが合ったら一緒に走りましょう。色んな話をして、色んな景色を共有しましょう。
その時間が貴方にとっても私にとっても、平和で、ぜいたくなものであります様に。

私のからだは濾過装置です。
私のなかの「怒りのようなもの」を、貴方と私の「ぜいたくな時間」に変えていくための。

清水くるみ